2015 Fiscal Year Research-status Report
動作分析による腰痛予防に着目した移乗介護技術習得のためのセルフチェック法の開発
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15K03975
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
野田 由佳里 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (20516512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横尾 惠美子 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (10369473)
湯川 治敏 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (40278221)
太田 進 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (50452199)
村上 逸人 同朋大学, 社会福祉学部, 講師 (00413302)
根地嶋 誠 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 准教授 (00434530)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 動作分析 / 現地調査 / 質問紙調査 / インタビュー調査 / 成果発表 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は推進会議を5回実施。聖隷クリストファー大学倫理委員会で承認をされたインタビューも5名終了し、現地調査も1回実施(対象者9名)、倫理委員会で承認をされた介護福祉士養成校に対する質問紙調査も合計388校に対し(対象者776名)郵送法での発送が終了している。質問紙調査票は、平成28年4月現在回収を行っており27%程度の回収率になると思われる。平成27年度計画としては、概ね順調に進んでいると評価している。まとめとして介護職員は、介護現場において「暮らしの専門職」としての自負を持つ必要性を感じている。他にも介護職の資質として、日々の観察や記録から介護職員のスキルとして、【言語化した情報を発信するスキル(伝達する)】【情報を多く集めるための自らの接遇力】【自然に情報交換できる環境や関係性を作るスキル】などの能力が重要と捉えることができている。これらの実績は、所属大学の学部紀要に研究ノートとして作成し提出。また途中経過ではあるが成果報告も、介護福祉学会と介護教育福祉学会の両方で行った。平成28年度は質問紙調査の分析や、動作分析、模擬研修などを計画通り遂行して行きたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インタビューも5名、現地調査も1回実施、質問紙調査も発送が終わっている。途中経過ではあるが成果報告も、2回実施した。インタビューの結果として、カテゴリー化の中では【従来型特養ならではのケア】【忙しさから起きる問題】の多さ、一方【ケアワークの醍醐味】を感じ【現場における教育】は質の向上よりも業務を回す仕事量を重視している面が否めず、一方,【ユニット型特養の固定配置】や、【目標となるケアモデル】を描きやすく、【要となるのはユニットリーダー】が重要なことがわかった。介護福祉士養成校に対する質問紙調査も合計388校に対し(対象者776名)発送が終わっており、平成28年4月現在回収率は27%程度であった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は質問紙調査の分析や、動作分析、模擬研修などを計画通り遂行して行きたいと考えている。特に動作分析に関する倫理委員会での承認が今年度の大きな節目になると思われる。推進会議や、分担者とのミーティングなどを蜜に行う。モデル選出を行い腰痛を伴わない移乗介護技術モデル5名の動作分析を行い、セルフチェック法の指標となる構成要素の抽出を行う。結果を基に正しい介護技術習得のためのセルフチェックツールを作成する。
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Causes of Carryover |
平成27年度中には動作分析に関して模擬モデルの撮影などが出来ずに終わったこともあり、動作分析に関する物品購入などが行えなかったため、残金の発生が起きた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度には残金5.064円を動作解析に用いる電極などの購入に充てる予定である。
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Research Products
(1 results)