2016 Fiscal Year Research-status Report
動作分析による腰痛予防に着目した移乗介護技術習得のためのセルフチェック法の開発
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15K03975
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
野田 由佳里 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (20516512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横尾 惠美子 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 教授 (10369473)
湯川 治敏 愛知大学, 地域政策学部, 教授 (40278221)
太田 進 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (50452199)
村上 逸人 同朋大学, 社会福祉学部, 准教授 (00413302)
根地嶋 誠 聖隷クリストファー大学, リハビリテーション学部, 准教授 (00434530)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 腰痛予防 / 動作分析 / 質問紙調査 / インタビュー調査 / 模擬研修 / 介護職員 |
Outline of Annual Research Achievements |
推進会議については、平成28年度は3回実施。推進会議の中では、様々な「腰痛予防防止グッズ」の検証を行った。模擬研修での紹介資料作成に役立てた。特に【アクションギア】【椅座えもん】などの軽微な道具の使用や、様々な【マルチカバー】を用いることで、介護職員自身の介護負担の軽減が図れることや、介護現場に【たっちアップ】など移動可能な軽量な手すりを設置することで利用者自身の残存能力の活用が大いに期待できることから、模擬研修や、腰痛予防セルフチェックシートに、福祉用具の活用に関する項目の追加を検討したい。 また動作分析については、聖隷クリストファー大学倫理委員会で承認をされた模擬撮影を11名終了し、最終的に行う動作分析に関するポイントについて整理を行った。平成29年に行う動作分析の撮影の際のチェックポイントを決定することができた。但し、二名の動作分析についてマーカーのセット場所の解決策が見つかっていないため、動作分析の要となっている理学療法を専門とする研究分担者に重ねて協議や他研究者に相談する必要がある。 更に腰痛予防研修については、模擬研修も、特別養護老人ホームの介護職員を対象にし、1回実施し17名の参加を得た。模擬研修資料は、研究分担者を中心に推進会議でベースを作成し、それを用いての研修を実施した。 これらの研究成果の報告については、途中経過ではあるが、第24回の日本介護福祉学会でも行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
推進会議など研究グループで集まる機会が少なかったが、発想を換え、「腰痛予防防止グッズ」の検証を行ったことで、模擬研修での紹介資料作成に役立てることができた。聖隷クリストファー大学倫理委員会で模擬撮影の承認を得るのに時間を要したが、模擬撮影を11名終了している。腰痛予防研修の模擬研修も、特別養護老人ホームの介護職員を対象にし、1回実施できた。また途中経過を学会でも報告行えている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は倫理委員会の承認を得ることが出来次第、模範モデルとなる介護職員のリクルートを行い、最終の動作分析の撮影を行う予定である。 同時にセルフチェック法の素案を模擬研修資料より作成をする。
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Causes of Carryover |
動作分析データをクラウドに保存するPC環境の購入が平成28年度に出来なかったため、残金が出てしまった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度当初に購入し、やや遅れている動作解析データの処理や保存に役立てる。
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Research Products
(1 results)