2015 Fiscal Year Research-status Report
トラウマ/PTSDリカバリー専門家養成・支援のための国際連携プログラム開発と評価
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15K04148
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
井上 孝代 明治学院大学, 国際平和研究所, 研究員 (30242225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 武彦 和光大学, 現代人間学部, 教授 (60176344)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | PTSD / PTG / グループ / 表現セラピー / トレーニング / トラウマ / レジリエンス / 読書療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の井上は、イスラエル人のアートセラピストを講師に招き読書療法の日本人を対象にグループ表現のトレーニングを実施するとともに、医療系学会においてもワークショップ企画しその報告を行った(1)。また、研究の進展を踏まえ、「トラウマケア/ PTSD予防における支援者支援の課題」をテーマに学会におけるシンポジウムで発表を行った(2)。さらにグループ表現セラピーによる支援活動と心的外傷後成長との関連をまとめ、その成果による研修会を応用心理学会で企画・実施した(3)。研究分担者の伊藤とともに、本研究で用いられたPAC分析の方法論的考察を行い国際学会で発表した(4)。
★(1)井上孝代・シュロミット・ブレスラー博士 (2016). ワークショップ4 トラウマ・ケアにおけるBibliotherapy(読書療法) 日本外来精神医療学会会誌,16(1),78-79. (2)井上孝代(2015, 8月)トラウマケア/ PTSD予防における支援者支援の課題 日本カウンセリング学会第48回大会 (3)井上孝代 (2015、9月). トラウマ・ケア PTSD 予防のための表現セラピーを活用した支援と心的外傷後成長(Posttraumatic growth:PTG) 日本応用心理学会第82回大会,18. (4)Ito, T., Naito, T., Inoue, T., & Ozawa, I. (2015,September). Is PAC Analysis a mixed methods research? Mixed Methods International Research Association (MMIRA) Asia Regional Conference in Japan
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1)ワークショップ参加者へのインタビューを含むデータ収集が順調に行われている。 (2)(1)の成果を翌年度の国際学会(ICP2016)で発表予定である。 (3)グループ表現セラピーのこれまでの成果を中心として、書籍を準備している(2016年出版予定)。 (4)以上の3つの成果発表と並行しながら、さらにグループ表現セラピーによるトレーニングを継続発展させることを準備している。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)ワークショップ参加者へのインタビューを含むデータ収集にの分析結果に基づく論文作成が翌年度の課題である。 (2)その成果を英文として発表することも翌年度の国際学会(ICP2016)での課題である。 (3)グループ表現セラピーのこれまでの成果を中心として、書籍を準備しているので、これを完成させ2016年内に出版することも来年度の課題である。 (4)以上の3つの成果発表と並行しながら、さらにグループ表現セラピーによるトレーニングを継続発展させることが来年度と最終年度の課題である。
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Causes of Carryover |
初年度に、データ収集が順調以上に進み、費用が生じたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
テープ起こしなど謝金に使用。
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Research Products
(5 results)