2016 Fiscal Year Research-status Report
算数学習における児童のメタ認知を育てる教師の教材研究力育成プログラムの開発
| Project/Area Number |
15K04432
|
|---|
| Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
|---|
Principal Investigator |
加藤 久恵 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (00314518)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 智子 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (10283920)
濱中 裕明 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (20294267)
川内 充延 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 講師 (50737624)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
| Keywords | 算数教育 / メタ認知 / 教材研究 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究「算数学習における児童のメタ認知を育てる教師の教材研究力育成プログラムの開発」では，以下の３つの目的を持って研究を進めている。その際，算数学習において「子どもが学習内容を理解できること」ととともに「子どものメタ認知能力を育成すること」をめざした教師の教材研究力を育成する教師教育プログラムの開発を目指すものである。より具体的には，次のようなことを目的とする。
① 算数科の学習内容だけでなく算数科におけるメタ認知能力も，教材の中に系統的に配置したカリキュラムを開発する。② 上記を行える教師を育成するために，算数科における教師の教材研究力の枠組みを構築する。③ ②を育成する教師教育プログラムを開発する。
上記に向けて，平成２８年度は以下の研究を行った。
（２－１）算数科においてメタ認知を意識した授業づくりを行うための教材研究を研究対象として，教材研究とそこでの中堅教師の成長について，事例調査・研究を行った。
（２－２）算数科における児童のメタ認知能力育成の視点として，「問い」をうむメタ認知に着目し，その育成を目指した授業づくりについて考察した。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
算数科授業で育成したいメタ認知を，特に「問い」をうむメタ認知に焦点化し研究を進めることで，授業づくりとそれにかかわる教材研究が具体的になっている。
|
| Strategy for Future Research Activity |
今後は，対象とする教材をさらに焦点化し，そこでの教材研究のあり方についても探求するとともに，教師教育プログラムへと具体化していく計画である。
|
| Causes of Carryover |
次年度に，教師教育プログラム実施のための旅費が必要になり，それを繰り越す必要があったため。
|
| Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成２９年度に，協力教員とともに各地域の算数科授業研究会・算数科授業づくりの学習会等に参加する。具体的には，福岡地域，名古屋地域，東京地域等を計画している。
|
