2018 Fiscal Year Annual Research Report
Music Curriculum and Teaching Practice for ESD
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15K04434
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
宮下 俊也 奈良教育大学, 教職開発講座, 教授 (50314521)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
臼井 学 国立教育政策研究所, その他部局等, 教育課程調査官 (00739427)
津田 正之 国立音楽大学, 音楽学部, 教授 (10315450)
劉 麟玉 奈良教育大学, 音楽教育講座, 准教授 (40299350)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 音楽科教育 / ESD / 実践事例 |
Outline of Annual Research Achievements |
新学習指導要領前文に「自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる」と示された。これは、まさに各教科等においてESDの実践が課されたものと言える。 このことを受け、平成30年度の本研究においては、小・中・高等学校音楽科及び教員養成大学における具体的実践事例の開発を行った。その結果として、「ESDとしての音楽授業実践ガイドブック-小学校・中学校・高等学校・教員養成大学-」(全198ページ)を刊行した。 本書は、その第1部に「ESDとSDGsの概念、及び今後の音楽教育においてESDを推進していくことの意義」をこれまでの研究成果として掲載した。続く第2部は「ESDとしての音楽授業実践事例」として、歌唱・器楽・創作(音楽づくり)・鑑賞の全領域・分野にわたり、小学校全学年12事例、中学校同8事例、高等学校同12事例、教員養成大学1事例、計33事例を掲載した。どの事例も、ESDとして学習指導場面等に下線を付すなど、実践者に対し「こうすればESDとしての音楽授業が実現できる」というモデルになるよう仕上げている。 また、本書とは別に、新学習指導要領に即した音楽科の新しい授業づくりについて、ESDの視点を持つことの意味を含めた実践的な事例書を世に提出した。
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Research Products
(3 results)