2015 Fiscal Year Research-status Report
連動型地震における被害進行を考慮した時系列的地震リスク評価手法の開発
| Project/Area Number |
15K06204
|
|---|
| Research Institution | Tobishima Research Institute of Technology |
|---|
Principal Investigator |
池田 隆明 飛島建設株式会社技術研究所, -, 部長 (40443650)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紺野 克昭 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (40276457)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
| Keywords | 震源モデル / 連動型地震 / 時系列的評価 / 増幅特性 / グリーン関数法 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
日本列島およびその周辺に存在すると考えられている海溝型地震および内陸型地震の想定震源から連動型地震を抽出した．抽出においては，連動の可能性に加え，地震防災の観点から連動による周辺地域の地震リスクや影響度も考慮した．
地震の連動は，断層面の形状や配置，摩擦，応力状態，物性等に依存すると考えられているため，文献調査からデータを収集した．
一方，定量的評価が困難な震源に対しては1891年濃尾地震以降の既往地震データに基づき提案された松田の5kmルールを用いて連動性を評価した．
また，抽出された連動型地震を対象にグリーン関数法により基盤地震動を算出した．
研究成果の一部については，土木学会論文集を含め複数の論文として公表した．
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
震源のモデル化に関する研究を先行させることにより，地盤の非線形増幅特性の評価手法の検討は平成28年度に移行させるが，おおむね順調に進んでいると判断する．
|
| Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に予定し，平成28年度に移行した研究項目（地盤の非線形増幅特性の評価手法の検討）を含め，当初計画通りの研究を実施する．
|
| Causes of Carryover |
表層地盤の増幅特性の評価を平成28年度に移行したため，関連予算が若干余剰した．
|
| Expenditure Plan for Carryover Budget |
表層地盤の増幅特性の評価を平成28年度に実施するため，その研究費として充当する．
|
