2018 Fiscal Year Annual Research Report
Association between periodontal disease and development of cognitive impairment in community-dwelling elderly people
Project/Area Number |
15K08814
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
岡本 希 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (70364057)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
車谷 典男 奈良県立医科大学, 医学部, 副学長 (10124877)
森川 将行 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (30305726)
須崎 康恵 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (30382302)
水野 文子 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70271202) [Withdrawn]
金子 昇 新潟大学, 医歯学系, 助教 (00397126)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 高齢者 / 歯の本数 / 咀嚼力 / 認知機能 / 低体重 / 低栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
自立高齢者を対象に実施した2012年・2013年健診と5年次追跡健診のデータを用いて、歯周病の血清抗体価と認知機能障害との関連について、性別・年齢・ヘリコバクターピロリ菌の血清抗体価・内科疾患(高血圧・脂質異常症・がん・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中)を調整変数とした多変量解析を行った結果、歯周病の血清抗体価は認知機能障害に対して関連性は否定はできないが統計学的に有意ではなかった。有意差が出なかった理由として、5年次追跡健診の参加者は平均81歳で、継続して疫学調査に参加した方において認知症領域に該当する人がほとんどいなかったためと考える。 歯の喪失と栄養状態との関連性についても検証した。男性1591名(中央値71.0歳)、女性1543名(中央値71.0歳)を本研究の分析対象者とした。咀嚼能力の客観的指標として最大咬合力を測定した。主観的指標として剪断に必要な硬さで群分けした5つの食品群(第1群:バナナ等0.53㎏、第2群:蒸した米等1.22㎏、第3群:干しブドウ等2.93㎏、第4群:生ニンジン等4.38㎏、第5群:ビーフジャーキー6.56㎏)を咀嚼できるか否かの質問紙調査を行った。栄養指標として血清アルブミンとBody Mass Indexのデータを使用した。ロジスティック回帰分析で性・年齢・飲酒・喫煙・握力・内科疾患の有無を調整した後でも、最大咬合力100N以上300N未満(OR 1.45; 95%CI, 1.09-1.92)と100N未満(OR 1.42; 95%CI, 1.00-2.02)は血清アルブミン4.4g/dl未満に対して有意な関連を示した。5段階の硬さの食品すべて咀嚼可能であることはBMI21.0kg/m2未満に対して有意な関連を示した(OR 0.66; 95%CI, 0.53-0.83)。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Hyperglycemic status is associated with an elevated risk of osteoporotic fracture in community-dwelling elderly Japanese men: The Fujiwara-kyo osteoporosis risk in men (FORMEN) cohort study2019
Author(s)
Iki M, Fujita Y, Kouda K, Yura A, Tachiki T, Tamaki J, Sato Y, Moon J, Hamada M, Kajita E, Okamoto N, Kurumatani N.
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Journal Title
Bone
Volume: Epub 2019 Jan 5
Pages: Accepted
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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