2016 Fiscal Year Research-status Report
血液を利用したMolecular Biopsyによる肺癌薬剤耐性のモニタリング
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15K09239
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
丹野 幸恵 旭川医科大学, 大学病院, 医師 (80455724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水上 裕輔 医療法人徳洲会札幌東徳洲会病院付属臨床研究センター, がん研究部, 部門長 (30400089)
小野 裕介 医療法人徳洲会札幌東徳洲会病院付属臨床研究センター, 臨床生体情報解析部, 部門長 (40742648)
佐々木 高明 旭川医科大学, 医学部, 助教 (70516997)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 液体生検 / EGFR / ALK / KRAS / T790M |
Outline of Annual Research Achievements |
肺癌症例92症例の末梢血freeDNAの採取を行い、デジタルPCRで解析した。 EGFR遺伝子変異症例では、術前・術後の検体を用い、術後早期再発の診断の可能性を研究中であるが、早期肺癌でのcfDNA濃度が低い症例が多く、症例集積に難渋している。 ALK陽性肺癌では、主に耐性変異検出を行っている。ALK阻害薬耐性変異であるG1202R変異を高感度に検出する方法を確立し、臨床研究へ発展させる予定。解析系に関してはプロトコール論文を投稿中で、おおむね順調である。
患者サンプルからの細胞株樹立に関しては、培養系での成功率が低く、免疫不全マウスへの接種を準備中。現在、実験計画の立案と共同研究科との調整中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
EGFR遺伝子変異解析はおおむね順調であるが、実臨床でコバス法で検出可能となってきているため、同検査法との比較を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞株樹立系は、やや遅れている。成功率を上げるために免疫不全マウスを使用予定であるが、予算の範囲内で症例を限定して、希少な遺伝子変異型の細胞株を中心に確立する予定。
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Causes of Carryover |
細胞株樹立の実験系を、免疫不全マウスによるPDXモデルに変更するにあたり、研究計画変更のため次年度へ繰り越すことになったため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
PDXモデルのためのマウス購入費にあて、次年度中に使用する
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Research Products
(2 results)