2017 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation of aortic root geometry and aortic valve function following various valve-preserving root replacements
Project/Area Number |
15K10227
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Research Institution | The Cardiovascular Institute |
Principal Investigator |
國原 孝 公益財団法人心臓血管研究所, その他部局等, 研究員 (80725268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 清隆 早稲田大学, 理工学術院, 准教授(任期付) (20339691)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 弁温存基部置換術 / remodeling / reimplantation / 血行動態 / 拍動流 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の最終年度はMock回路を応用した拍動循環シミュレーターを独自に作成し、これを用いてブタ大動脈基部を用いて作成したaortic root remodeling法(remodeling)とaortic valve reimplantation法(reimplantation)の血行動態(弁の応答性)の差異ならびにmicro CTを用いて形態学的差異を評価することを目的とした。 Control, remodeling, remodeling+22mm弁輪縫縮(external suture annuloplasty), remodeling+18mm annuloplastyの比較では圧較差がこの順に3.75±1.39 mmHg,3.18±1.75 mmHg,5.40±0.97 mmHg,9.47±2.59 mmHgと上昇するものの、弁尖の接合長は4.57±1.23 mm,3.61±0.55 mm,4.98±0.88 mm,6.58±1.04 mmと改善することにより逆流率は15.17±0.74 %,12.63±1.76%,11.01±0.97%,8.54±1.98%と減少することが判明した。 Controlとreimplantationの比較では、圧較差が各々3.81±0.60 mmHg,6.18±1.23 mmHgと後者で上昇するが、弁尖の接合長は4.60±0.65 mm,5.73±1.48 mmと改善することにより逆流率は11.35±1.70%,8.56±0.85%と減少することが判明した。 以上よりremodeling単独では逆流制御には不利だがannuloplastyを加えることによりreimplantationと同等の効果を得ることができた。その程度は18mmでは圧較差が高く、22mmでは逆流制御に不十分で、その中間が最適ではないかと推測された。 今後はValsalva機能を備えたreimplantation法や他のannuloplastyなどを用いたremodelingの比較も視野に入れている。
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Research Products
(33 results)