2015 Fiscal Year Research-status Report
う蝕原性細菌による脳血管疾患悪化に対する臨床調査と高リスク者簡易同定法の確立
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15K10318
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Research Institution | Seirei Christopher University |
Principal Investigator |
田中 篤太郎 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (90283366)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲野 和彦 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (00379083)
濱崎 俊光 大阪大学, 学内共同利用施設等, 教授 (40379243)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | Streptococcus mutans / コラーゲン結合蛋白 / 未破裂脳動脈瘤 / 危険因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳神経外科約20施設(浜松医科大学附属病院、日本医科大学附属病院、浜松医療センター、聖隷三方原病院、焼津市立病院、静岡日赤病院、沼津市立病院、富士宮市立病院、すずかけセントラル病院、中東遠総合医療センター、内山脳神経外科、大石脳神経外科、杉原脳神経外科、佐藤クリニック、澤井脳神経外科)において、破裂脳動脈瘤患者(急性期250例、慢性期250例)及び未破裂脳動脈瘤患者(500例)を目標に、検体すなわちだ液を集めている。細菌DNA を抽出してCnm タンパクをコードするcnm 遺伝子の存在を検討する。また、それぞれの株の各種コラーゲン結合能を数値化し、脳動脈瘤破裂における臨床所見との相関性を検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2016年1月19日の段階で集まった検体総数は909であり、内訳は未破裂脳動脈瘤504、破裂脳動脈瘤373、未登録32である。破裂脳動脈瘤の内訳は術前急性期159、術後慢性期214となっている。未破裂脳動脈瘤は予定数に達したが、破裂脳動脈瘤の急性期が目標の250に対して症例数が足りない現状である。対象病院数から見て破裂脳動脈瘤の急性期の検体が少ない。尚、目標数に達していないため現状ではまだ結果がopenされていない。 破裂脳動脈瘤は来院時にまず再破裂の予防に重点が置かれ、医師の集中力もそこに注がれる。このため、検体の取り忘れが相当数あると思われ、各施設に注意喚起、督促を行なっている。尚、2016年5月からは聖隷横浜病院も検体提出に加わる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
破裂脳動脈瘤急性期の検体がまだ目標に達していないため、各関連施設に督促し、早めになんとか目標数を確保したい。
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Causes of Carryover |
破裂脳動脈瘤の急性期検体が目標数に集まっていないため、検体郵送料、打ち合わせの旅費、英文論文の添削代などが予定通りに使われていない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
各病院に督促して急性期検体をもれなく集めるようにお願いしている。また現在のペースでも2017年10月には、目標症例数集まるので、最終的に予定の費用は必要と見込まれている。
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