2015 Fiscal Year Research-status Report
椎間板変性過程におけるマクロファージの動態と極性化の解明
Project/Area Number |
15K10392
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
小久保 安朗 福井大学, 医学部, 准教授 (70377456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 研造 福井大学, 医学部, 教授 (60273009) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 椎間板 / マクロファージ / 血管進入 / 極性変化 / 疼痛 / 変性 |
Outline of Annual Research Achievements |
ラット椎間板変性モデルにおける、椎間板組織内への血管侵入、マクロファージの浸潤について調べ、M1/M2マクロファージの極性変化を調査し、極性変化が椎間板変性及び椎間板性疼痛に及ぼす影響を明らかにすることを目的としている。現在、ラット椎間板変性モデルの作成を行っているが、モデル作成に時間を要したが、およそ6週で椎間板内への血管侵入が起こり、その後マクロファージの浸潤が起こることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ラット椎間板変性モデルの作成に時間を要したために予定より遅くなった。現在は、キメララットの作成を開始している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に行う予定であった、MRI画像評価、DNAマイクロアレイ法による発現遺伝子の網羅的解析、Western blotting、免疫組織化学染色を行うと同時に、キメララットによるマクロファージフェノタイプの解析を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
補助事業の誠実な執行に努めた結果、当初計画より経費の使用が節約できたことにより未使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当該未使用額を次年度に持ち越して追加の試薬・抗体・消耗品等購入する。
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