2016 Fiscal Year Research-status Report
独自の圧負荷装置を用いた椎間板細胞のオートファジー機構の解明と制御方法の確立
Project/Area Number |
15K10415
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
池田 巧 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40453120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 靖夫 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80360030)
沢田 光思郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40460555)
長江 将輝 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60604303)
外村 仁 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70604304)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | オートファジー / 椎間板細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
白色家兎の椎間板組織から髄核細胞、線維輪細胞、終板軟骨細胞を単離し、平板培養および三次元培養を行った。また、椎間板組織の期間培養も併せて行った。 静水圧負荷のパラメータ(周期、時間、強さ)を変更しながら、より生体に近い条件下でストレスをかけ、オートファジー関連因子を免疫染色とWestern blotting法を行った。 現在、オートファジー阻害剤の投与やオートファジー関連遺伝子の導入により椎間板における細胞品質管理の評価、細胞老化マーカー評価、アポトーシスの評価を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
阻害剤の投与量や投与後の評価に時間を要したことから実験の遂行がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
椎間板構成細胞の基質産生能評価、細胞老化マーカー評価、アポトーシスの評価を行う。その結果から、生体椎間板内にオートファジー誘導剤をゼラチンハイドロゲルを用いて徐放化し、椎間板細胞においてオートファジーを促進させ椎間板変性に対する効果を検討する。
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Causes of Carryover |
実験の遂行が遅れ、購入予定であった薬剤を購入しなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
予定通り薬剤を購入するために使用する。
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