2017 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of novel chemoimmunotherapy for urothelial cancer
Project/Area Number |
15K10599
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
北村 寛 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (00404674)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舛森 直哉 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20295356)
鳥越 俊彦 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20301400)
廣橋 良彦 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30516901)
前田 俊浩 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (40438015) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 尿路上皮癌 / 化学療法 / 骨髄由来抑制細胞 / 免疫療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、進行尿路上皮癌患者における末梢血中MDSC (myeloid-derived suppressor cell, 骨髄由来抑制細胞)数と化学療法施行中の動的変化を探索した。健常者と比較して尿路上皮癌患者における末梢血中MDSC数は多い傾向があったが、MDSC数と治療効果との間には相関関係は認められなかった。また抗がん化学療法によりMDSC数が減少した患者はわずか25%であり、MDSC数減少と治療効果との間にも相関関係が認められなかった。 以上より、進行尿路上皮癌においては、通常の化学療法レジメンによるMDSC減少効果は限定的であり、かつMDSCが減少したとしても抗腫瘍効果には関連しないことが明らかとなった。従って、化学療法が抗腫瘍免疫の賦活および活性化をもたらす効果は期待できないと考えられた。
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Research Products
(7 results)