2015 Fiscal Year Research-status Report
Theranosticsによる頸部微少リンパ節転移制御の試み
Project/Area Number |
15K11303
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
土持 眞 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 教授 (20095186)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 癌 / 転移 / 分子イメージング / theranostics / 近赤外蛍光 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度はanti-EGFR Affibodyの蛍光標識確立を目標として近赤外蛍光色素標識の確認を行なって来た。またTc-99mフチン酸を使用して動物用小型γカメラの観察を行い免疫不全マウスのリンパ節への集積を確認することができた。また,Affibody近赤外蛍光色素の舌注入後の経時的蛍光変化を検討した。そして蛍光Anti-EGFR AffibodyによるEGFR発現細胞の傷害性の確認を培養細胞で細胞数,Wst-8, TUNEL染色などで検討した。次年度実験の前準備として免疫不全マウスにおける腫瘍細胞のより確実な頸部転移モデル作成をいくつかの悪性腫瘍細胞で試みた。胸水から得られた腫瘍細胞をエステラジオールペレット埋入下でモデル作成の確認を行ない,また口腔扁平上皮癌SAS細胞,MDA-MB231細胞などのEGFR発現のAnti-EGFR affibodyによる蛍光を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
次年度実験の前準備として免疫不全マウスにおける腫瘍細胞の頸部転移モデル作成をいくつかの悪性腫瘍細胞で試みた。胸水から得られた腫瘍細胞をエステラジオールペレット埋入下でようやくモデル作成の目処がついた。このモデル作成のために多種培養細胞系とエステラジオールペレットの購入等で消耗費の費用がかさみ本年度の目標を達成するために補助金の前倒し使用が必要となった。マウス頸部転移モデルの作成の歩留まりが悪かったのはEctopicな細胞系のためと考えられた。
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Strategy for Future Research Activity |
口腔扁平上皮癌細胞でのモデルで転移形成が早期に可能であったのでこの系を確実にしていく。同時に近赤外光線免疫療法Photoimmunotherapyのための小分子特異抗体類似物質affibodyとリンカーによる近赤外光線免疫療法のための色素の結合と細胞傷害性を検討して行く。
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Causes of Carryover |
平成27年度はAnti-EGFR affibodyの蛍光標識確立を目標として近赤外蛍光色素標識の確認を行なって来た。またTc-99mフチン酸を使用して動物用小型γカメラの観察を行い免疫不全マウスのリンパ節への集積を得ることが確認できた。そして蛍光Anti-EGFR affibodyによるEGFR発現細胞の傷害性の確認を培養細胞で細胞数,Wst-8, TUNEL染色などで検討する予定である。次年度実験の前準備として免疫不全マウスにおける腫瘍細胞の頸部転移モデル作成をいくつかの悪性腫瘍細胞で試みた。胸水から得られた腫瘍細胞をエステラジオールペレット埋入下でようやくコンスタントにモデル作成の目処がついた。このモデル作成のために多種培養細胞種とエステラジオールペレットの購入等で消耗費の費用がかさみ本年度の目標を達成するために補助金の前倒し使用が必要となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
モデル作成のために免疫不全マウスの購入,多種培養細胞種とエステラジオールペレットの購入等で消耗費として使用した。
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Research Products
(4 results)