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2015 Fiscal Year Research-status Report

看護学生の実践的コミュニケーション能力の獲得に向けた段階的教育プログラムの検討

Research Project

Project/Area Number 15K11505
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

井村 香積  三重大学, 医学部, 准教授 (00362343)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 足立 みゆき  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20263494) [Withdrawn]
林 智子  三重大学, 医学部, 教授 (70324514)
水野 節子  日本福祉大学, 福祉経済学部, 助教 (60737964)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords看護学生 / Emotional Intelligence / コミュニケーション
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は看護学生が困難に感じるコミュニケーションの場面とその内容、学生のEmotional Intelligence(EI)のレベルを明らかにする。
看護学生のEIを測定するための質問紙Emotional Quantient Scale(EQS)と学生が体験したコミュニケーションの困難についての内容を明らかにするために半構造化面接を行った。
その結果、学生のEIの各領域の平均得点(標準偏差)は自己対応領域45.17(7.28)、対人体対応領域58.33(12.16)、状況対応領域41.33(14.79)であった。
学生が患者とのコミュニケーションで困難とする場面は【不安を強く訴える】【患者の体調が悪い時】【沈黙】【言葉が聞き取りにくい時】であった。【不安を強く訴える】では、学生は患者のために何かしたいと思うが、不安を具体的に聞くことができていないことに気づき、具体的に不安の内容を聞くことがケアに繋がることを学んでいた。【体調が悪い時】【沈黙】【言葉が聞き取りにくい時】では、体調の悪い時に訪室することは患者に申し訳ない、【沈黙】があると患者は学生に何か喋らないといけないという気を遣わせる、【言葉が聞き取りにくい時】何度も患者に聞き返すことは患者に不快な思いをさせるといった思いがあった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度、当初予定していたように看護学生を対象にし、質問紙調査とインタビューより、看護学生のEIの特徴とコミュニケーションで困難に感じている内容を明らかにした。

Strategy for Future Research Activity

今年度の目的は卒業時の看護師に求めるコミュニケーション技術を明らかにするために実態調査を行う。方法は新人看護師の指導にあたっている看護師に対し、質問紙調査を行う。質問内容は新人看護師がコミュニケーションに戸惑っていると思う場面について、コミュニケーションがうまくとれなかった場面に対して、どのようなコミュニケーションをとって欲しいと思ったか、卒業時に身につけていて欲しいコミュニケーションについて、自由記述をしてもらう。

Causes of Carryover

アンケートの配布が予定より少なくなったため、アンケートの購入費や送料が計画していたより少なくなった。また、データ入力等、研究者で行ったため、計画していた金額より少なくなった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度は、研究対象者が多くなるため、データ入力や資料整理を担ってくれる人材を募り、それを謝金で支払う予定である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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