2016 Fiscal Year Research-status Report
看護学生の実践的コミュニケーション能力の獲得に向けた段階的教育プログラムの検討
Project/Area Number |
15K11505
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
井村 香積 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (00362343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 みゆき 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20263494) [Withdrawn]
林 智子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (70324514)
水野 節子 日本福祉大学, 福祉経営学部, 助教 (60737964)
石倉 夏海 三重大学, 医学系研究科, 助教 (70779371)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | コミュニケーション / Emotional Intelligence / 看護学生 / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
【はじめに】大学卒業まもない看護師が、対象に合わせてコミュニケーションを変化させることが重要であると気づいていると報告されている。新人看護師がこのような気づきをすることは、患者の健康問題の目標を達成するためには重要である。しかし、臨床の現場の看護師が、新人看護師に求めるコミュニケーションは明確になっていない。つまり、新人看護師の気づきのみでは、実践で発揮できるコミュニケーションとはどのようなものかが十分理解されず、実践的なコミュニケーションがとれないことが考えられる。 そこで、平成28年度の目的は臨床看護師から新人看護師に求められるコミュニケーション技術を明らかにすることであった。 【方法】新人看護師に求められるコミュニケケーション能力について文献検討し、そこから、質問紙を作成し、質問紙を調査することであった。対象は新人看護師教育に携わっている看護師(プリセプター、副師長、教育担当看護師)であった。倫理的配慮として、研究の主旨を説明し同意が得られたものを分析対象者とした。 【結果】指導者から見て、新人看護師がコミュニケーションを上手くとっていないと思う場面は、患者との会話の場面が多かった。特に患者との会話のなかでも患者の病状が重い患者との会話、家族からの思いを聞く場面あった。また、新人に期待しているコミュニケーションとは、自分が聞きたいことを患者に聞くのではなく、患者の思いを推測した上で、患者とのコミュニケーションをとることであった。患者の思いを推測したコミュニケーションをとるためには、患者の話を聴く能力を身につけて欲しいと願っていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アンケートの回収時期を設定したが、なかには、設定した時期以降にもデータが送られてきたため、全てのデータを分析できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
分析できていないデータは、急いで分析する。そして、昨年度、学生を対象としたアンケート結果と今回、得られた結果を比較し、大学における看護学生のコミュンケーションの到達目標を検討する。
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Causes of Carryover |
アンケートを回収する時期を設定したが、設定した以降もアンケートが届いており、全てのデータを分析できていない状況である。アンケートの整理やデータ入力はアルバイトや業者に依頼しているため、分析できていない分、予算を執行できなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
分析していないデータは、早急に入力しデータ分析を行うために、業者やバイトに依頼し、予算を執行するようにする。
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Research Products
(1 results)