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2016 Fiscal Year Research-status Report

一貫した教育の実質化を可能にするユニフィケーションモデルの構築

Research Project

Project/Area Number 15K11553
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

新井 麻紀子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10644552)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 徳本 弘子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (00315699)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords連携 / ユニフィケーション
Outline of Annual Research Achievements

平成28年度前半はユニフィケーションモデルを採用している大学及び学校についてヒアリング調査をおこなった。概ね「制度としてうまく活用できている」との見解であった。大学の教員が半年、ないしは1年間という長期的なスパンで臨床に出向したり、臨床の看護師が大学で授業や演習を実施することで双方にとって新たな発見とともに育ちあう環境が整備されており、理想的なシステムであった。人事交流の時期や、対象者については大学および臨床間での調整が必須であった。いずれも附属病院または法人が同一のもとでのシステムであり、「附属病院をもたない」看護師養成施設と実習病院間での実現可能なユニフィケーションモデルの提案とした本研究においては、どうしても制度上の規制があり、容易に人的交流はできない現状にあることを痛感した。
平成28年度中期~後半にかけて実習病院との交流の一環として、大学から臨床における看護研究指導やフォローや実施指導者研修の企画、運営などに携わった。臨床の複雑さ、多様な患者への対応に追われつつもいかに看護の質を高めていくのかについて臨床看護師とディスカッションをする機会を得ることができた。大学側としては附属でもないのに「実習をさせて頂いている」という遠慮があり、臨床側は「就職してほしい」との思いがありなかなか本音をぶつける機会が無いのが現状であり、非常に有意義なディスカッションであった。今後は、高度化、煩雑化する臨床の場に対応できる学生や新人看護師をともに育てる為には大学と実習病院側(臨床)で、何が必要なのかどのようなアプローチが必要なのかを模索していく必要がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

独自のユニフィケーションモデルを構築し実践している看護師養成施設は附属病院を持っており賃金の面でも身分(役職)の面においても比較的安定した雇用が可能となっていた。本研究は「附属病院をもたない看護師養成施設」というところに新規性があるがそのような施設における連携は実習病院への研究指導などに限局されていた。
平成28年度は、夏季休暇中を利用して、大学に勤務する教員を臨床の場で研修させて頂く計画であったが、研修先を確保することが困難となり、断念せざるを得なかったため、進捗が大幅に遅れてしまった。
経営母体が異なる施設同士での連携には制限があると言わざるを得ない状況であるが、今後は研究指導や実施指導者研修において、かかわりを持たせせて頂いた看護師や管理者に協力を依頼し、高度化、煩雑化する臨床の場に対応できる学生や新人看護師をともに育てる為には何が必要なのか、どのようなアプローチが必要なのかを模索していく予定である。

Strategy for Future Research Activity

今後は研究指導や実施指導者研修において、かかわりを持たせせて頂いたA市立医療センターの看護師や管理者に協力を依頼し、高度化、煩雑化する臨床の場に対応できる学生や新人看護師をともに育てる為には何が必要なのか、どのようなアプローチが必要なのかを模索していく予定である。その後、S県全域を対象とした質問紙調査をする予定である。

Causes of Carryover

臨床看護師、管理者とディスカッションをする機会は得られた。しかし、教員に求められる看護実践能力や臨床看護師が期待する看護実践能力に関する調査が終了していないこと、教員の看護実践能力の向上を目的とした臨地研修プログラムの作成に着手できていないことから当初購入予定であった、データ分析用パソコンの購入および研究謝礼金を使用することが無かった。よって次年度使用額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

看護研究指導や実施指導者研修で、かかわった臨床看護師(中堅以上)や看護管理者に協力を依頼し看護教員に求められるべき看護実践能力の明確化と臨床との連携に必要なプログラムの開発を実施する。その際に研究協力謝礼金として使用予定。また平成29年度にデータ分析用パソコンを購入する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 在宅移行連携において訪問看護師が病院看護師に望むこと2016

    • Author(s)
      新井麻紀子
    • Organizer
      日本看護学会(慢性期看護)
    • Place of Presentation
      米子市文化ホール
    • Year and Date
      2016-11-10 – 2016-11-11

URL: 

Published: 2018-01-16  

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