2018 Fiscal Year Annual Research Report
Usefulness of Telenursing Based on Self-Regulation for Patients with Diabetes
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15K11600
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Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石垣 恭子 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (20253619)
野並 葉子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (20254469)
力宗 幸男 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 特任教授(名誉教授) (60128783) [Withdrawn]
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 准教授 (70508663)
橋弥 あかね 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (00457996)
大田 博 四條畷学園大学, 看護学部, 講師 (10739775)
馬場 敦子 神戸女子大学, 看護学部, 講師 (40758520)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 糖尿病患者 / 遠隔看護 / セルフレギュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、糖尿病自己管理支援システムⅢを用いて、糖尿病患者及び日常的に糖尿病患者への指導に関わる慢性疾患看護専門看護師からシステムやコンテンツに対する評価を実施した。 糖尿病歴30年の70歳代男性に、糖尿病自己管理支援システムⅢに繋がるタブレットを1週間貸し出し、自由に使用してもらった。使用後、富士通とイードが共同開発したユーザビリティ評価スケールであるWUSを用いたアンケート調査及びインタビュー調査を実施した。WUSは、Webサイトのユーザビリティ評価を実施する「好感度」「役立ち感」「内容の信頼性」「操作の分かり易さ」「構成の分かり易さ」「見やすさ」「反応性」の7つの評価軸、計21項目から構成され、「まったくそう思う(5点)」~「まったくそう思わない(1点)」の5段階で回答を求めるものである。インタビューは、システムに追加した方がよい項目や改良点などについて尋ねた。慢性疾患看護専門看護師歴5年の看護師に、タブレットを1週間貸し出し、自由に使用してもらった後に、患者と同様のユーザビリティ評価とシステムの改良点などについてアンケート調査を実施した。 WUSの平均点は、患者、看護師の順に好感度:4.3点、4.3点、役立ち感:4.6点、4.3点、内容の信頼性:4.6点、4.3点、操作の分かり易さ:4.0点、5.0点、構成の分かり易さ:4.3点、5.0点、見やすさ:4.3点、5.0点、反応性:5.0点、4.6点と良好な結果であった。患者や看護師から、自己が所有しているスマートフォンで使用できるほうがよいとの意見や、患者から、血圧値の入力を行いたいとの意見があった。また、システムで毎日見られているとモチベーションの維持には役立つが、ずっと続くと監視されているようで嫌な気持ちになるとの意見があった。本システムは自己管理に有用である一方、さらなる改善が必要であることが示唆された。
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