2018 Fiscal Year Annual Research Report
The program development for improving child-rearing skills of mothers with children with health problems and their siblings
Project/Area Number |
15K11712
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
石川 紀子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (70312965)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西野 郁子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (80279835)
齊藤 千晶 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (70347376) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | きょうだい / 家族 / 健康障害をもつ子ども / 家族支援 / 子育て |
Outline of Annual Research Achievements |
健康障害をもつ子どもとそのきょうだいを育てる家庭の子育て力向上を目指した支援ガイドラインの開発を目指し、平成30年度は前年度に施行した「健康障害をもつ子どもとそのきょうだいを育てる母親の子育て力向上を目指したプログラム」の効果について検討を行った。 プログラムの効果は、プログラム内で実施したグループディスカッション時の参加者の発言内容、プログラム参加後の参加者の行動より検討した。 プログラムへの参加により参加者は、それまで意識していなかったきょうだいの日常生活や気持ち、自身の行動について気づくことができており、「きょうだいが置かれている状況や自身の関わり」について振り返ることができるようになっていた。またプログラムに参加し、きょうだいの生活や心理状況に注目し、きょうだいへの関わりを行う場合でも、母親は健康障害をもつ子どもの治療に必要な配慮を行うことを前提とした行動を取ることができていた。これらの結果より、健康障害をもつ子どもとそのきょうだいを育てる母親の子育て力は、プログラムへの参加を通して向上していったと考えられた。 今回の研究で開発したプログラムを、地域のクリニックを受診する母親を対象とした集団教育のプログラムとして用いることや、患者会主催のワークショップのプログラムとして活用していくことで、健康障害をもつ子どもとそのきょうだいを育てる母親の子育て力の向上を目指した支援につなげていくことができると考えられた。
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