2017 Fiscal Year Research-status Report
前期高齢者の身体活動量とその生活習慣要因―生活活動量に焦点を当てて―
Project/Area Number |
15K11774
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Research Institution | Jobu University |
Principal Investigator |
石久保 雅浩 上武大学, 看護学部, 講師 (40709896)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 亨 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80174936)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域在住高齢者 / 身体活動 / 3軸加速度計 / 日常生活活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、1.3軸加速度計を用いて、現在調査されていない、地域在住の前期高齢者の普段の生活活動量とあわせて運動量、身体活動量を把握する。2.1で得たデータを基に、生活活動量・運動量・身体活動量と基本的属性や生活習慣要因との関係を重回帰分析で明らかにする。 本研究は、上武大学生理学・看護学等研究倫理審査委員会の承認(第16-N02)、及び、群馬大学医学部疫学研究に関する倫理審査委員会(番号24-16)の承認を得て実施した。調査期間は、身体活動の季節変動の考慮が必須であったため、当初の予定(平成27年予定)より1年遅れの平成28年9月~11月に実施した。また、今回の調査の対象は、前期高齢者であったが、対象者を後期高齢者まで拡大して調査した。 対象者は、調査協力が得られなかった者や3軸加速度計の装着基準に満たない者を除いた107名とした。対象者全体の身体活動に関する1週間の平均値は、身体活動量が35.6メッツ・時(以下、Ex)、歩・走行量が12.0Ex、生活活動量が23.5Ex、歩数が40502.4歩、歩行時間が570.3分であった。性別による身体活動に関する1週間の男性の平均値は、身体活動量が37.9Ex、歩・走行量が16.4Ex、生活活動量が21.5Ex、歩数が47393.7歩、歩行時間が661.2分であった。一方、女性では、身体活動量が33.8Ex、歩・走行量が8.8Ex、生活活動量が25.1Ex、歩数が35305.6歩、歩行時間が501.7分であった。(以上は、国際疫学会にて発表) 身体活動と日常生活習慣要因との関連では、ペットの散歩や植物栽培等、一定時間の中高強度活動の継続が見込まれ、活発に身体を動かすような日常生活習慣で有意差が認められた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データ収集期間に1年の遅れがでたため、当初予定していた期間より終了が1年間遅れる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、分析・解釈をさらに行い、当該分野の学会誌に投稿予定である。
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Causes of Carryover |
(理由) データの収集期間が1年間遅延したため、当初予定していた英文翻訳代、及び、学会参加費、交通費等が発生しなかったため。 (使用計画) 今後、データの分析・解釈をまとめ、当該学会誌に英文にて投稿予定である。
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Research Products
(1 results)