2018 Fiscal Year Annual Research Report
Relationships between daily life behaviors and physical activity measured using a triaxial accelerometer in elderly, community-dwelling Japanese individuals
Project/Area Number |
15K11774
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Research Institution | Jobu University |
Principal Investigator |
石久保 雅浩 上武大学, 看護学部, 講師 (40709896)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 亨 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80174936)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 地域在住高齢者 / 身体活動 / 3軸加速度計 / 日常生活 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究対象者を前期高齢者に限らず、後期高齢者も含めて検討した。対象者は,日本の群馬県B市A町で要介護認定のない高齢者を対象に, 1週間の身体活動を3軸加速度計で測定するとともに,日常生活について無記名の自記式質問紙で調査した。身体活動の要因は,階層的重回帰分析を用いて検討した。 参加者は,107名(男性46名,女性61名)であった。男性の身体活動量は平均37.9Ex/週,女性の身体活動量は平均33.8Ex/週で,男性ではその43.2%,女性ではその26.0%が,運動量だった。また平均歩数は,男性47393.7歩/週,女性35305.6 歩/週だった。男性の,運動量,歩数,歩行時間が女性より有意に多く,年代では,身体活動量,運動量,歩数で有意に差があった。前期・後期高齢者を男女に分けた4群では,身体活動量,運動量生活活動量歩数,歩行時間すべてで有意な差が認められた。 身体活動量が多かったのは,配偶者と同居,意図的・計画的な運動あり,外出は主に徒歩,植物栽培ありの者で,総運動時間と有意な正の相関が認められた。運動量が多かったのは,配偶者と同居あり,意図的・計画的な運動あり,外出は主に徒歩,頻繁な家事なしの者で,総運動時間と正の,家事時間と負の,有意な相関が認められた。生活活動量が多かったのは,頻繁な外出あり,頻繁な家事あり,植物栽培あり,散歩が必要なペットあり,地域での役割なし,地域行事への頻繁な参加なしの者で,家事時間,体を動かす時間で,有意な正の相関が認められた。歩数が多かったのは,配偶者と同居あり,親と同居なし,意図的・計画的な運動あり,外出は主に徒歩,植物栽培ありの者で,総運動時間,外出時間と正の,家事時間と負の,有意な相関が認められた。 階層的重回帰分析で,身体活動量には歩数と植物栽培の有無が,運動量は歩数が,生活活動量は歩数と植物栽培・頻繁な外出の有無が関連していた。
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