2015 Fiscal Year Research-status Report
Webコミュニティを用いた訪問看護情報・知識の創発・学習プログラムの構築
Project/Area Number |
15K11815
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
王 麗華 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (20438774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯山 優 帝京大学, 経済学部, 教授 (10258931)
平山 香代子 亀田医療大学, 看護学部, 准教授 (70469435)
安藤 公彦 東京工科大学, 付置研究所, 助教 (00551863)
太田 浩子 東京工科大学, 公私立大学の部局等, 講師 (30583934)
遠藤 順子 東京工科大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50433610)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 訪問看護 / Webコミュニティ / 在宅療養支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の概要はWebコミュニティ上に訪問看護情報の創発する場を構築し、訪問看護に関する学習資源として活用する。「訪問看護情報・知識の創発型Web学習プログラム」を多くの看護師が利用できるようにし、在宅療養支援の質を高めることを目指す。そのために、平成27年度は、訪問看護師に対して、現在、訪問看護情報利用に関する実態を把握する調査を行った。調査は、訪問看護師に対して、訪問看護師自身の「看護実践」「情報獲得」「情報共有」への取り組みに焦点を当てたインタビュー調査であった。研究のグループメンバーによるネットワークアンプリングによる訪問看護師10名を対象とした。インタビューの結果を逐語録した。また、研究者会議3回を開き、インタビューの結果から訪問看護師が在宅療養支援に関する情報へのニーズおよびその獲得方法、学習内容、他の訪問看護師の知恵を活用し経験等を整理し、現在進行中である。訪問看護師は情報の活用によって、学習促進につながることが予想されるので、次年度は計画にあるように在宅療養支援に必要な訪問看護に関する情報・知識を創発するための学習プログラムを、精緻化すると同時に、教育研究機関、訪問看護師との交流をはかり、そのうえで在宅療養支援に関する「訪問看護情報の創発によるWeb学習プログラム」の開発を検討していきたいと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度は、訪問看護ステーションに勤務する看護師10名を対象に、難病および認知症の在宅看護における看護実践、情報活用の実態を把握する調査を行った。調査は、訪問看護師自身の「看護実践」「情報獲得」「情報共有」への取り組みに焦点を当てたインタビュー調査であった。また、研究者会議3回を開き、インタビューの結果から訪問看護師が在宅療養支援に関する情報へのニーズおよびその獲得方法、学習内容、他の訪問看護師の知恵を活用し経験等を整理し、現在進行中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究として、これまでの研究成果の検討を行う。そのうえで、訪問看護師-看護教育研究者間における「情報・知識の創発によるWeb学習」の共通理解をはかるために以下のことを進めて生きたい。 1.ワークショップの実施:Web上の情報において、訪問看護事業所の管理者・看護師と看護教育研究者を対象に、上記のテーマでワークショップを行い、本プログラム実施に関する主旨、内容、および期待される効果等の共通理解を図る。 2.ワークショップの内容:Web上での在宅療養支援における訪問看護情報交換、共有から学習資源への転換の特徴や、訪問看護事業所および看護師のニーズを考慮したものであり、併せて教育講演やトピックス的なテーマの講演も含め、訪問看護師と教育研究者が交流を図ることができるものとする。 また、在宅療養支援に関する「訪問看護情報の創発によるWeb学習プログラム」を開発する予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は資料の収集を重点を置いたため。また、研究会議において、亀田医療大学、国際医療福祉大学のご好意により会場費用を支払う必要がなくなったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度は訪問看護師と研究者でワークショップの開催、これまでの研究成果を踏まえて、内容を充実させるために、さらに訪問看護師を対象にインタビュー調査を実施する予定である。
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Research Products
(3 results)