2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of parenting support program for teenage mothers from prenatal period
Project/Area Number |
15K11892
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
大川 聡子 大阪府立大学, 看護学研究科, 准教授 (90364033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安本 理抄 大阪府立大学, 看護学研究科, 助教 (00733833)
根来 佐由美 大阪府立大学, 看護学研究科, 講師 (50508794)
上野 昌江 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (70264827)
和泉 京子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (80285329)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 若年妊娠 / 若年母親 / 保健師 / 家庭訪問 / 妊娠期 |
Outline of Annual Research Achievements |
① 研修会の実施:2016年度に行った調査を基に、妊娠期の家族アセスメントスキルを高めるための研修会を実施した。終了後にアンケートを実施した結果、初回面接で家族の詳細情報を聞くことは、全員が「必要」であると答えたが、聞くことは「難しい」と答えた人が58.0%おり、約6割が必要性を感じながらも踏み込んで聞くことができない状況にあった。特に新任期(経験年数1~5年)にある保健師は「話したがらない人が拒否的になった場合に聞き出すことが難しい」、「信頼関係が浅いうちは難しい」と、困難な状況を具体的に訴える人が多かった。また、家族を理解するためのジェノグラムの書き方に関する研修を受けた経験が「ない」と答えた人が75.9%であった。このことから、妊婦面接時の技術を向上するためのプログラムが必要であると考えた。
② アメリカの研究者・実践者との情報交換:アメリカ、セントルイス大学看護学部のLee Smithbattle教授を2018年1月4日~16日に日本に招へいした。Smithbattle氏は若年母親を対象に家庭訪問による28年間の追跡調査を行っており、調査の中で明らかになった、家族との関係が若年母親の育児に及ぼす影響などについて情報交換を行った。
③ 10代で出産した母親の実態把握:大阪府内の10代で出産した母親のグループ担当者と、若年母親の実態やグループ運営における課題について共有した。親同士が楽しめる場にする必要性や、グループに継続参加してもらうことの難しさに関する意見が挙げられた。これらの内容を基に、第6回日本公衆衛生看護学会学術集会において「地域で支える10代の母親-市町村におけるグループ支援の取り組みから」と題したワークショップを行った。参加者は102名であった。
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Research Products
(7 results)