2017 Fiscal Year Annual Research Report
Proposal on countermeasures for streamlining irrigation management corresponding to progress of agricultural land use accumulation in tsunami disaster area
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15K11955
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| Research Institution | Miyagi University |
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Principal Investigator |
郷古 雅春 宮城大学, 食産業学群(部), 教授 (80735910)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 克己 宮城大学, 食産業学群(部), 准教授 (00352518)
森田 明 宮城大学, 食産業学群(部), 教授 (70292795)
高橋 信人 宮城大学, 食産業学群(部), 准教授 (90422328)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 農業用水 / 土地改良区 / 東日本大震災 / 灌漑管理 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は前年度までの研究成果を踏まえ、調査結果のとりまとめ・検証や補足調査を行った。また、農業用水管理の合理化対策を検討するに当たって有用なツールと考えられるGISを活用した土地改良区業務支援システムの構築に取り組んだ。さらに、水田の畑利用の用水対策の基礎となる土壌や気象特性の簡易的な調査手法の構築に取り組んだ。
（課題１）農業用水管理と農地利用集積の実態に係る情報の検証：調査・分類・体系化した情報の内容と確かさについて，県・土地連・土地改良区の職員に対して聞き取り等を行い、内容の検証を行った。
（課題２）農業用水管理合理化対策案の妥当性の検証：対策案の妥当性と実行可能性を検証するため、国の土地改良制度の動向を収集し整合を確認するとともに，農水省、県・土地連・土地改良区の職員への聞き取り等を行い，実行可能性の視点からの総合的な検証を行った。
（課題３）農業用水管理合理化対策の開発途上国への適用の検証：PIM及び適正技術の視点からの農業用水管理対策の途上国への適用を検証した。現在，PIMの技術移転の最も重要な地域の一つであるアフリカ諸国を中心に，具体的な検討を加えた。対象国として，研究代表者および宮城県農業農村整備部局との関わりが深く資料等を入手しやすいことに加え，日本の農業用水管理手法の導入意向の強いマラウイ共和国、並びに宮城県丸森町と関係の深いザンビア共和国を対象とし、両国の研修員が来日した際にワークショップ等により意見を聴取したほか、メールで補足調査を行った。
農業用水管理合理化対策の構築：課題１～３の取組のもと，ハード面、ソフト面からの農業用水管理合理化対策を農業農村工学会の学会誌に投稿した。投稿に当たっては、県・土地連・土地改良区関係職員への確認を行った。また、農業農村工学会講演会において口頭発表を行ったほか、学術誌等に研究成果を投稿した。
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