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2017 Fiscal Year Research-status Report

「時間の尺度」の開発と高校家庭科への展開

Research Project

Project/Area Number 15K12301
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

尾島 恭子  金沢大学, 学校教育系, 教授 (20293326)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords生活時間
Outline of Annual Research Achievements

本研究では時間管理をより有効で現実的なものとするために、時間の長さだけでなく、どのように過ごしたかの時間の質も考慮した、新たな「時間の尺度」を開発することを目的としている。また、その成果を高校家庭科の授業で活用することも目的のひとつとしており、当該年度は前年度までに準備した高校生への調査の実施および分析を中心に行うとともに、授業への展開について検討を進めた。
なお、時間の尺度の開発に関しては、前年度までに検討した調査内容に基づき調査・分析を進めた。内容は、一日の行為を個人の主観で深度1から深度5までに分けて捉えるというもの(例えば深度1は時計の進み具合よりも時間のたつのが遅い場合、深度2は時計と同じように時が過ぎているとき、深度3は時計の進み方よりも時間がたつのが早く感じるとき、といったように、一日の行為を個人の主観で深度1から深度5までに分けて捉えるというもの)であるが、その調査の結果からは、高校生の生活時間に関する意識の共通項が見出された。また、本研究ではあわせて、高校家庭科における生活設計/生活資源管理教育/生活時間教育としての新しい授業展開も目指しているため、調査結果を踏まえて高校教諭との意見交換会も実施しながら、具体的に家庭科の授業においてどの場面で調査結果を用いると効果的な授業が展開できるのかも含めて検討を進めた。とくに、本調査結果からは高校生が具体的に生活時間に対して持っているイメージを明らかにすることが可能となったため、それを踏まえてより高校生の実態に即した、高校生が身近に生活を考えることが容易となる生活設計領域の授業内容を考察することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究者の学内業務の多忙化により、研究に費やす時間が少なくなったことからも当初計画に遅延が生じ、結果の報告に至らなかった。

Strategy for Future Research Activity

次年度は今まで蓄積した一連の研究結果を公表し、研究を終了とする。

Causes of Carryover

当初の計画から遅れ、結果がまだ公表できていなかっため次年度使用額が生じた。次年度は研究結果の公表に当該助成金を使用する。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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