2016 Fiscal Year Research-status Report
国際級スプリンターの育成を目指した地面反力データのフィードバックシステムの構築
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15K12648
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
松尾 彰文 鹿屋体育大学, スポーツ・武道実践科学系, 教授 (60126167)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉武 康栄 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 准教授 (70318822)
土江 寛裕 東洋大学, 法学部, 教授 (60458479)
金久 博昭 鹿屋体育大学, 理事, その他 (50161188)
福永 哲夫 鹿屋体育大学, その他, 特任教授 (40065222)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 地面反力 / 床反力系 / スプリント走 |
Outline of Annual Research Achievements |
オリンピックの花形競技である,陸上競技100mの日本記録(1998年,伊東浩司,10.00秒)は,この16年間更新されていない.我々スポーツ科学者にとって,その現実は受け入れ,猛省しなければならない.他のスポーツ競技のアスリートの身体能力や技術,戦術は大きく飛躍していることから(例;競泳種目),16年間記録が更新されていない現実は,現状のトレーニング・コーチング手法とは大きく異る新たな方策を立案しなければならないことを意味しており,また同時に,自国でのオリンピック開催に向け,100mスプリンターの発掘・育成が喫緊の課題となる.それを実現するためには,世界に先駆けた論理的かつ実用的な新しいトレーニング方法の確立が必要であるのは言うまでもない.我々は,従来,スプリント種目において,スポーツ科学の主なアプローチとして行われてきた映像解析による走フォームの修正などのキネマティクス的アプローチから一旦距離を置き,「物体が推進するためには,その至適方向に力を発揮しなければならない」,という単純な物理学の法則(作用・反作用)にもう一度立ち戻ることにした.すなわち,「地面に対し至適に力を発揮できれば(できるようにさせれば),自ずと疾走パフォーマンスは向上する」という仮説に基き,その至適な力発揮を実現させるトレーニングシステムの開発が必要であるという発想に至った. 本年は,そのシステムを構築した後,実際のオリンピック出場選手に使用してもらい,その使用感のフィードバックを頂戴した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
トップレベルのスプリンターの測定機会が少なかったため.
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Strategy for Future Research Activity |
トップレベルのスプリンターの測定機会を増やす.
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Causes of Carryover |
トップレベルの選手の招聘する機会が少なかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
トップレベルの選手の招聘する費用として使用する.
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