2017 Fiscal Year Research-status Report
博物館経験と意味構成のプロセスの解明を通した効果的な学習支援法の開発に関する研究
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15K13171
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高橋 満 東北大学, 教育学研究科, 教授 (70171527)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 博物館教育 / 意味構成 / 博物館経験 / 学習支援 / 学習のプロセス |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究計画では、博物館見学を通した来館者の学習のプロセスの解明が課題であった。より具体的には、1)何を学んだのか:来館者のフロント・エンドモデルのインタビュー調査、2)学びのプロセス:いかに展示物を見学するのかを映像情報、音声情報を通じて解明する、3)学習環境と学習効果:「一人の見学」、「グループ見学」、「学校・クラスでの見学」など条件を統制してインターラクションを分析する、などの実施を計画した。 これらの課題のうち、1)および3)は調査を実施したが、研究者の2度にわたる入院のため分析にまでいたらなかった。しかし、これまでの研究をもとに2つの論文を再構成して研究書を出版することができたことは成果といえよう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
既述のとおり、研究者の2度にわたる入院のために調査結果の分析等は残された課題となった。平成30年度に予算を持ち越しして残された課題を遂行する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度に予算を持ち越すことを認めていただいた。これにより分析をすすめるとともに、国際学会等で成果を発表する予定である。
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Causes of Carryover |
2017年10月と12月の二度にわたり、各1ケ月の入院を余儀なくされ、最後の分析および報告書の作成の余地が失われたことによる。このため次年度への繰越が余儀ないものとなった。
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