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2017 Fiscal Year Research-status Report

手術を勧められた若年性子宮頸がん患者の情報リテラシー能力育成プログラムの構築

Research Project

Project/Area Number 15K15179
Research InstitutionSeirei Christopher University

Principal Investigator

氏原 恵子  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 助教 (70645431)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森 恵子  浜松医科大学, 医学部, 講師 (70325091)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords若年性子宮頸がん / 情報リテラシー
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は「手術を勧められた若年性子宮頸がん患者の情報リテラシー能力育成プログラムの構築」である。
平成27年から平成28年において自助グループに参加している、手術を受けた年齢が39歳以下の女性を対象に面接を実施。面接内容の逐語録をデータとし、修正版グラウンデッドセオリーアプローチの分析手法に則り分析を行った。手術を受けることを自己決定する際の情報収集方法は全員がインターネットを利用しており、特に同疾患体験者のブログ、SNSといったソーシャルメディアを利用していた。海外サイトの利用もしており国内だけでなく、広く情報収集する傾向が見られた。しかし、インターネットを利用して双方向に情報交換することはみられなかった。情報は診察時など主に医師とのコミュニケーション時に有効利用されていた。しかし、大量の情報から有効な情報を選別し選択することに多くの時間を費やしている状況がデータ分析より明らかになった。特に疾患に関する知識がなく、周囲に同疾患体験者がいない状況下の若年者にとっては情報の選別・選択の方法もわからず、情報に翻弄される状況も見られた。情報リテラシー能力の欠如は治療方法決定にも影響を及ぼす。今後はどのような情報を選別・選択しているかについて着目して分析を進める。現在の分析結果より若年性子宮頸がん患者はインターネットを活用して双方向に情報交換がしずらいことも明らかとなったためこれらをサポートするような育成プログラムを構築していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究代表者の多忙により分析作業がやや遅れ、研究対象者の減少からデータ数が不足しているがすでに得られたデータの分析は進めることができている。

Strategy for Future Research Activity

面接によるデータ収集が継続中であるため、今後もデータ収集を進めるとともに分析作業、検討作業を実施していく。

Causes of Carryover

(理由)研究対象者の面接人数が少なく、それによって生ずるはずであった物品購入費や謝金等が発生せず残金が生じた。
(研究計画)
面接人数は今後も予定されており、研究協力への謝金面接時の使用会場費、物品費に充てる予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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