2016 Fiscal Year Research-status Report
がんを患う地域住民に向けたセルフマネジメント支援モデルの実証的研究
Project/Area Number |
15K15180
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Research Institution | Kansai University of Health Sciences |
Principal Investigator |
北得 美佐子 関西医療大学, 保健看護学部, 准教授 (50635844)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇田 賀津 関西医療大学, 保健看護学部, 助教 (00636102)
築田 誠 関西医療大学, 保健看護学部, 助教 (40617594) [Withdrawn]
石野 レイ子 関西医療大学, 保健看護学部, 教授 (60321220) [Withdrawn]
丸上 輝剛 関西医療大学, 保健看護学部, 助教 (40760012) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | がん患者 / セルフマネジメント / QOL / 在宅療養 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】本研究では、熊取町に住むがん患者のセルフマネジメント支援モデルの開発を行うことを目的とする。【方法】2年目の予定として、熊取町を中心とする地域住民を対象に、『知って得する がん在宅療養のコツ』の講座を5回開催した。第1回:平成28年6月18日(泉州地域のがん事情・体調管理と症状をやわらげるコツ)、第2回:8月6日(家庭でできる快適生活のためのリハビリテーションのコツ)、第3回:10月1日(健康的な生活を送るための東洋医療の活かし方&ストレス対処法)、第4回:12月17日(からだや心の痛みのコントロール・緩和ケアのコツ)、第5回:平成29年2月18日(在宅療養に関わるお金の話&情報を役立てるコツ)講座の開催については、在宅緩和医療を行っている近隣の医師2名にも協力を受けた。【結果】講座には12名が継続的に参加し、期間中に1名が亡くなられた。平均年齢は69.8歳で、男性8名、女性4名であった。参加率は約90%で、殆どの患者が夫婦で参加した。機関紙の配付希望者は19名で平均年齢は58.9歳であったが、講座とは違い、28~77歳と、年齢に幅があった。講座・機関紙ともに、初回と最終にアンケート用紙を配付し、セルフマネジメント能力、がんに対する前向き度、QOLなどを測定することとした。現在回収中であるため、分析は次年度に行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査票を3月中に回収予定であったが、回収率が悪いため、〆切から1ヵ月後に改めて催促状を送付した。現在回収中である。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は調査票の結果を分析して、地域住民へのセルフマネジメント支援の指標について検討する。しかし、応募者数が少なかったことから、統計的に有意な結果を示すことは困難である。研究結果を纏めるとともに、今後も継続的に地域住民への支援を行い、エビデンス化を目指していく必要がある。
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Causes of Carryover |
前年度に引き続き、データ入力や文字お越し作業、講座内容のまとめなどの部分で参加者数が少なかったことから、研究者自身で行ったため、出費が減額した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
出費を減額できた分は、発表のための学会参加費やデータ分析後の英文構成費用などにあて、出来るだけ早期に研究成果を公表できるよう計画している。
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