2017 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of candidate compounds for the maintenance of SFZ in the articular cartilage through Prg4 induction
Project/Area Number |
15K15536
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
矢野 文子 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (80529040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 寛 東京大学, 医学部附属病院, その他 (20407951)
森崎 裕 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30508099)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 関節軟骨最表層 / ルブリシン |
Outline of Annual Research Achievements |
関節軟骨最表層に発現するPrg4はメカニカルストレスに反応し、発現誘導されることをin vitroの実験系より確認した。さらにPrg4を発現誘導する候補分子を探索したところ、Wnt関連シグナルがPrg4の発現誘導に関わっていることが示され、複数あるWntのリガンドのうち、どのリガンドがPrg4の発現を誘導しているかをin vitroで検証した結果、ある2つのWntリガンドが有力なPrg4発現誘導分子であることが明らかとなった。さらに現在、Prg4の直接のターゲットである転写因子XとWntとの関連性を解析中である。 Wntシグナルを活性化する化合物CHIRはPrg4の発現を増強することがIn vitroまたはEx vivoで示され、関節軟骨最表層を保護する候補化合物として、関節軟骨最表層細胞に対するCHIR投与濃度を最適化し、現在はCHIRをマウスOAモデル(DMMモデル:関節軟骨最表層のみ、ダメージを与える方法と観察期間を最適化した)に投与し、組織学的解析を行っている。 さらに、昨年度Prg4のプロモーター活性を持つことが示されたHif2aはChIPシーケンス解析を行っている。Prg4を誘導し、関節軟骨最表層を保護する役割を持つHif2に着目し、Prg4特異的Hif2aシグナルの強制発現型、機能抑制型マウスを用いてOAモデルで組織学的検証を行っている。なお、Prg4の発現をDTA(Diphtheria toxin)でPrg4発現細胞自体を殺すマウスを作成しており、骨格成長段階でのPrg4の様々な関節表層における発現解析を行い、関節軟骨の発生と四肢の成長方式を時系列で解析している。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Fujii Y, Kawase-Koga Y, Hojo H, Yano F, Sato M, Chung UI, Ohba S, Chikazu D2018
Author(s)
Fujii Y, Kawase-Koga Y, Hojo H, Yano F, Sato M, Chung UI, Ohba S, Chikazu D
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Journal Title
Stem Cell Res Ther
Volume: 9
Pages: 24
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Sandwich-type PLLA-nanosheets loaded with BMP-2 induce bone regeneration in critical-sized mouse calvarial defects2017
Author(s)
Huang KC, Yano F, Murahashi Y, Takano S, Kitaura Y, Chang SH, Soma K, Ueng SWN, Tanaka S, Ishihara K, Okamura Y, Moro T, Saito T
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Journal Title
Acta Biomater
Volume: 59
Pages: 12-20
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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