2018 Fiscal Year Annual Research Report
Difficulties faced by nurses engaged in care for elderly prisoners in a correctional facility, and measures to deal with difficulties
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15K15890
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| Research Institution | Nagano College of Nursing |
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Principal Investigator |
有賀 智也 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (10708069)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 みどり 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (60293479)
千葉 真弓 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20336621)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 医療観察法 / 看護師 / 高齢対象者 / 対応 / 困難 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
矯正施設で高齢受刑者に携わる看護師として，今回は心神喪失者等医療観察法指定入院医療機関(以下，医療観察法病棟)で職務に従事する看護師に焦点を当て，高齢対象者に対し実施している対応とその困難を明らかにすることを目的とし研究に取り組んだ．
本研究は，3年間での実施を計画していたが，より多くの臨床看護師からデータを得るために1年間期間延長を希望し，4年間での研究の実施となった．
研究対象者として，医療観察法病棟で看護に携わる看護師へ研究協力を依頼し実施した．当初，1つの医療観察法病棟から協力を得て4名の看護師に対しインタビューを実施したが，研究内容をより深めるために研究フィールドを開拓し，新たな医療観察法病棟から研究協力を得て6名の看護師にインタビューを行うことが出来た．最終的に複数の医療観察法病棟において，合計10 名の看護師に対しインタビューを実施することが出来た．10名の内訳としては，男性5名，女性5名であった．
研究結果として，インタビューで得た情報を質的に分析しカテゴリーを生成した．そして，「病棟看護師が医療観察下にある高齢対象者行っている対応とその困難」としてまとめることが出来た．看護師の対応としては6カテゴリー，困難としては3カテゴリーが抽出された．さらにその内容を，日本看護福祉学会において2回に渡り示説発表という形で報告するに至った．
この報告により，医療観察法病棟で高齢者看護に従事する看護師の実際の対応と困難を明らかにし，臨床へ還元することに繋がった．それだけでなく，一般的な高齢者と医療観察病棟に入院する高齢者への対応と困難に関する示唆を得ることが出来た．今回の研究に取り組んだことにより，医療観察法病棟における高齢者への看護の一助となったと考えられる．
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Research Products
(1 results)
