2016 Fiscal Year Research-status Report
高齢者の心身健康増進スピリチュアルケアプログラムの開発と検証
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15K15896
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| Research Institution | Yokkaichi Nursing and Medical Care University |
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Principal Investigator |
小林 美奈子 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (40312855)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 久美子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (40334445)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | スピリチュアルケア / 心身健康 / 健康増進 / 介護予防 / 高齢者 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、スピリチュアリティなどの諸要因が、地域在住高齢者の心身の健康感に与える影響を質問紙を用いて調査し、その結果、身体的健康観には骨関節疾患や運動器疾患、スピリチュアリティ（生きる意味・目的）などの要因が、精神的健康観には心疾患や消化器疾患、がん、頭痛などの要因が影響を与えていることが分かった。この調査結果に加え、国内外の文献検討を踏まえ、平成28年度は心身の健康増進プログラムの内容について吟味した。 その結果、身体的健康感の向上には、骨関節疾患・運動器疾患の予防や痛み軽減のセルフケア、生きる意味・目的を持てるようなスピリチュアルケアが考えられた。また、精神的健康感の向上には、心疾患・消化器疾患・がん・頭痛等による精神的疲弊の低減についての健康教育が考えられた。このうちスピリチュアルケアに焦点を当て、先行プログラムや文献を参考にし、ユーモアや笑いを利用したポジティブ感情の喚起や、自分の人生を振り返って生きる意味・目的を再確認する回想を取り入れたプログラムを開発した。 さらに本年度では研究代表者が研究所属機関を異動し、前年度に実施した調査地区でプログラムを実践することが困難となったが、調査地域と人口構造や産業等および地理的特性が類似した研究フィールドを新たに探し出し、研究対象者・協力者の確保に成功した。これらの準備の下、平成29年度は地域で介護予防活動においてリー ダーシップをとっている高齢者を対象にプログラムを実施し、その効果を検証して行く予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年度に研究代表者が数百キロ以上離れた研究所属機関に異動したため、平成27年度に実施した調査地区でプログラムを実践することが困難となった。そのため調査地域と人口構造や産業等および地理的特性が類似した研究フィールドを新たに探す必要があった。幸い関係者の尽力により、この課題はクリアされ、研究対象者・協力者が確保される見通しとなった。よって、現在までのところ、本研究課題はおおむね順調に進捗しているといえる。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成29年（最終年度）は、地域の介護予防において主導的役割を担っている高齢者を対象に、スピリチュアルケアに加え地域活動を取り入れた心身健康増進プログラムを実施し、参加者の健康関連QOLの向上と、介護予防に関する地域への波及効果を検証する。
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| Causes of Carryover |
平成29年度に介入研究の計画があり、研究協力者への謝金等が必要となる。また、研究分担者を1名追加し分担金を配分するため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究協力者（アルバイト）の謝金や追加の研究分担者への分担金等に使用する。
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