2016 Fiscal Year Annual Research Report
The presumption of plantar muscles and application to fall prevention for elderly by development of a system for automatic assessment of foot pressure information
Project/Area Number |
15K16405
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Research Institution | Tokyo Health Care University |
Principal Investigator |
岩上 優美 東京医療保健大学, 医療保健学部, 助手 (50421350)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 足部内側縦アーチ異常 / 外反母趾 / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者の転倒は,日常生活動作の低下や閉じこもりにつながる.また転倒による骨折から寝たきりにつながるため予防が重要である.転倒予防への活用のために,本研究では高齢者の足圧情報を用いた足部内側縦アーチ異常の自動評価システムの開発と高齢者や中高年女性に多い外反母趾の歩行への影響を検討した. 足底筋群の中でも内側縦アーチは一般的に「ハイアーチ」「正常」「扁平足」の3種類に分類されるが,ハイアーチや扁平足といった内側縦アーチの異常は痛みや怪我,疲労の原因となるため予防策をとることが必要である. そこで内側縦アーチ異常の早期発見および予防のための1次スクリーニングの手法として,足圧分布画像から特徴量を抽出し,機械学習を用いた自動評価システムの開発を行った.本研究では内側縦アーチ異常の検出精度を上げる目的から,新たに①特徴量の再検討,②圧力ラベルの付与手法の改善,③分類手法の見直しを行い,見落としのない1次スクリーニング手法の検証を行った. また,外反母趾は中高年の女性に多い足の変形性の疾患であり,場合によっては疼痛を伴うため,日常生活に悪影響を及ぼすことが予想される.外反母趾は高齢者の姿勢制御や歩容に有意な影響を与え,転倒のリスク因子であるとされていることから,外反母趾のリスクが高まるとされる中年女性に着目し,外反母趾の自覚や疼痛によって歩容にどのように影響するかを検討した.その結果,外反母趾の自覚のある中年女性においては,自覚のない人に比べて,着地時の足の角度や重心移動に影響があるような歩行の変化が見られること,疼痛があることによって歩行の効率を有意に低下させる変化が見られること,さらに,本研究で用いた歩行パラメータによって,外反母趾歩行の評価ができる可能性があるという知見を得られた.
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Research Products
(1 results)