2015 Fiscal Year Research-status Report
トレーニングによる運動パフォーマンス向上に対する中枢性機能の関与
Project/Area Number |
15K16479
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Research Institution | National Agency for the Advancement of Sports and Health |
Principal Investigator |
山中 亮 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, その他部局等, 研究員 (50632840)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 低酸素トレーニング / 運動皮質脊髄路の興奮性 / 運動パフォーマンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,短期間のトレーニングによる運動パフォーマンスの向上に対する中枢神経系の機能変化の影響を明らかにすることである.さらに,低酸素環境下でトレーニングを実施することにより,筋や血液といった末梢性機能だけではなく,中枢神経系の機能がより一層高められるのかどうかを検討する.このことにより,高地もしくは低酸素トレーニングにおける新たな効果を現場に提供でき,競技力向上のための一知見となりうる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の目的を達成するためのトレーニング内容及び実験プロトコルを決定することに、想定以上に時間を要してしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の目的を達成するためのトレーニング内容及び実験プロトコルは、昨年度内に大方決定した。また、実験実施場所であり、実験プロトコルの作成にも協力していただいている新潟医療福祉大学の丸山教授とも実験日程(夏季)を含めて、今後、研究内容を突きつめていく予定である。
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Causes of Carryover |
実験プロトコルを再考した結果、大脳皮質運動野脚部における中枢性機能の評価を実施するために必要な磁気刺激用コイルの購入が不可欠であると判断したため、次年度に予算を繰り越した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度では、今年度繰り越した予算を用いて磁気刺激用コイルを購入する。
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