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2015 Fiscal Year Research-status Report

ソーシャルメディアの利用行動を規定する心理的要因について

Research Project

Project/Area Number 15K16512
Research InstitutionTeikyo Junior College

Principal Investigator

北見 由奈  帝京短期大学, その他部局等, 講師 (80710847)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
Keywords尺度作成 / ソーシャルメディア / 利用行動 / 意思決定バランス
Outline of Annual Research Achievements

2015年度は、大学生を対象に自由記述式質問紙調査を実施し、ソーシャルメディア利用における負担(Cons)と恩恵(Pros)について検証し(研究1)、さらに研究1より得られたデータを基にソーシャルメディア利用に対する意思決定バランス尺度を作成する(研究2)ことを目的とした。
研究1では、予備調査として163名の大学生に対し自由記述式質問紙調査を実施し、ソーシャルメディア利用における負担と恩恵について、どのような認知をしているかを基礎的資料として収集・整理し、概念的検討を行った。その後、予備調査で得られた基礎的資料を基に、質問項目の選定を行った。
研究1の結果、ソーシャルメディア利用における負担として、個人情報の流出や嘘の情報、依存といったキーワードが多く抽出された。さらに、短い時間に受信が頻繁に起こることや深夜時間帯でのやり取りによる睡眠妨害、視力の低下などに負担としての重みづけがされていることが明らかとなった。恩恵としては、手軽に多くの情報が手に入ることや、気軽に多くの人や友人と連絡がとれるといったことがキーワードとして多く抽出された。さらに、写真の送受信や閲覧が容易であることやFacebookなどによる情報交換、それらの利用が無料であることに恩恵としての重みづけがされていることが明らかとなった。
研究2では、研究1の結果および先行研究を基に負担20項目、恩恵20項目を選定し、ソーシャルメディア利用に対する意思決定バランス尺度原案を作成した。その後、集合調査法による質問紙調査(本調査1)を実施し、378名の大学生から回答を得た。
現在、本調査1によって得られたデータに対し探索的因子分析を実施し、ソーシャルメディア利用における負担と恩恵の2側面から構成される意思決定バランス尺度を作成中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究1および研究2におけるデータ入力に際して学生補助を依頼する予定であったが、日程等の調整がつかず、申請者自身でデータ入力を行った。そのため、研究の進度が遅くなる結果となった。さらに、尺度作成に使用する項目の選定については、研究者協力者とともに複数回にわたる検討を重ねたことから研究2の実施、分析が遅れる結果となった。

Strategy for Future Research Activity

2015年度において、データ入力に必要な学生補助が確保できず、申請者自身によってデータ入力を行ったため、研究の進度が遅くなったことが課題として挙げられる。そのため、2016年度はデータ入力を業者委託することを検討する。
2015年度予算として計上していたデータ入力費(人件費・謝金)が余剰金となっているため、2016年度分と合わせることで業者委託をすることが可能であると考える。

Causes of Carryover

2015年度において、データ入力に必要な学生補助が確保できず、申請者自身によってデータ入力を行ったため、2015年度予算として計上していたデータ入力費(人件費・謝金)が余剰金となった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

申請者自身によってデータ入力を行うことによる研究進度への影響を防ぐため、2016年度はデータ入力を業者委託することを検討する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2016

All Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] The Relationship between percept of pros/cons on social media and addiction in Japanese University Students2016

    • Author(s)
      Yuina KITAMI; Yasuo SHIMIZU; Kazuyo MORI
    • Organizer
      International Congress of Psychology 2016
    • Place of Presentation
      Yokohama, JAPAN
    • Year and Date
      2016-07-24 – 2016-07-29
    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] ソーシャルメディア利用における恩恵と負担について――質的データを用いた検討――2016

    • Author(s)
      北見由奈・清水安夫
    • Organizer
      日本学校メンタルヘルス学会第19回大会
    • Place of Presentation
      立正大学
    • Year and Date
      2016-01-30 – 2016-01-31

URL: 

Published: 2017-01-06  

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