2017 Fiscal Year Research-status Report
信頼関係構築のプロセスにおける感情の役割と影響に関する研究
Project/Area Number |
15K17121
|
Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
神山 寛子 (能間寛子) 文京学院大学, 外国語学部, 准教授 (50632204)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 組織行動 / 信頼 / 感情 / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「信頼」と「感情」の関係性に焦点を当て、信頼関係構築のプロセスにおける感情表出のルールを明らかにすること、そして感情マネジメントに対する理解を深めることである。当該年度は、10ヶ月間研究を中断していた期間があったため、当初予定していた研究内容の一部のみしか実施できなかった。 当該年度は、平成27年度、28年度の文献研究の成果の一部を、論文の一部にまとめた。また、引き続き文献研究を行い、感情労働(emotion work)の観点から、職場における感情の役割について考察した。そして、これまでの研究成果と合わせて、アンケート調査及びインタビュー調査の質問項目を検討した。アンケート調査及びインタビュー調査の質問項目は、affect-based trust、virtue ethics、感情労働(emotion work)の主に3つの観点・論理的基盤に基づいて検討した。 なお、当該年度は、当初、インタビュー調査及びアンケート調査の実施を予定していたが、実現できなかったため、次年度(平成30年度)に実施できるよう、参加予定者とスケジュールを再調整した。なお、データの収集と分析は、grounded theoryアプローチを用いて行うが、この方法論では、データの収集と分析を同時期に行うため、平成30年度は、データの収集を完了させるとともに、データの分析にも取り組む予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成28年度より、妊娠に伴う入院や体調不良があり、行動も制限されたため、研究が大幅に遅れていた。そして、平成29年度は10ヶ月間、産休・育休を取得したため研究を中断していた。そのため、研究が大幅に遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
産休・育休の取得に伴い、研究期間の延長を申請した。 当初は、当該研究期間中にアンケート調査及びインタビュー調査を実施する予定であったが、実現できなかった。そのため、平成30年度に、データ収集が完了できるよう、参加予定機関及び参加予定者とスケジュールの再調整を行った。
|
Causes of Carryover |
当該年度は10ヶ月間、産休・育休を取得していたため、研究を中断していた。そのため、研究が大幅に遅れており、予定通りに助成金を使用することができなかった。今後については、産休・育休に伴う研究期間延長の申請を行い、当該年度に実施できなかった研究を次年度に実施したい。
|