2015 Fiscal Year Research-status Report
慢性期脳梗塞治療戦略としてのミクログリア細胞移植療法の確立
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15K19478
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
金澤 雅人 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80645101)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ミクログリア / 慢性期脳梗塞 |
Outline of Annual Research Achievements |
脳虚血後,外因性ミクログリアの移植にて脳実質内どの領域に移行するか,局在を確認することを目標とした. ラット塞栓糸脳梗塞再還流モデルを使用した.慢性期の運動機能として,30度の角にラットを置き,どちらに回るかを評価するコーナーテストのほか,hanging wire test(高さ60cmにラットをつりさげて,落下するまでの時間を評価),Bederson運動スケールで評価し,虚血前,虚血1日,3日,7日,14日,21日,28日の運動機能を評価した.また,無刺激,ある刺激を加えたミクログリア細胞を,虚血1週間後に1×106動脈投与し,その後3週間症状の差を検討した.移植ミクログリア細胞の局在を明らかにするためGFPマウス由来の初代細胞を準備し,1×106動脈投与した.その後3日後,1,2,3週間後に免疫染色サンプルを作成し,各種細胞マーカーとの二重染色を行い,脳内の局在を共焦点レーザー顕微鏡で観察した.ミクログリアの投与時期を虚血3日,1週間,2週間と変化させたときの運動機能の変化を観察もおこなった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
実験遂行は順調に行わたため.
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Strategy for Future Research Activity |
予定通り進行しており,継続の予定.
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Causes of Carryover |
競争的外部獲得資金を得たため,本年度の研究費はすべてそちらから捻出した.そのため,科研費はすべて来年度に繰り越した.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度計画の実験では,ELISAや免疫染色,組み換え蛋白を様々必要とする.繰り越した予算を用いて,十分な検討を進めたい.
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