2016 Fiscal Year Annual Research Report
A new in vitro research model for intracranial aneurysm to bridge the gap between biology and flow dynamics
Project/Area Number |
15K19978
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
金子 直樹 自治医科大学, 医学部, 助教 (10741712)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 脳動脈瘤 / 血管内皮細胞 / 血管モデル / 数値流体力学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、患者画像データから3Dプリンタを用いて実物大のシリコーン血管モデルを作成し内腔に血管内皮細胞を接着し還流培養をすることが可能なモデルを確立すること、そのモデルにより動脈瘤形状内でどのような遺伝子発現変化が見られるかを解析すること、また、数値流体力学 Computational Fluid Dynamics (CFD)で同形状の脳動脈瘤のwall shear stress等の計算を行い、遺伝子発現変化との関連を検討することである。シリコーン血管作成後にシリコーンの親水化を行うことで血管内皮との接着を強めることが可能となった。また、還流培養後に共焦点顕微鏡とRT-PCRにより細胞内のタンパク質や遺伝子発現の変化を観察することができるようになった。さらに後に増大することが確認された脳動脈瘤内における血流解析結果と炎症に関わる遺伝子発現において興味ある知見が得られた。
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Research Products
(3 results)