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2015 Fiscal Year Research-status Report

精液・精漿中のマイクロRNA解析による男性不妊症診断法の開発

Research Project

Project/Area Number 15K20086
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

福原 慎一郎  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20609870)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2017-03-31
Keywords男性不妊
Outline of Annual Research Achievements

1.精液中のマイクロRNAの解析
精子は精粗細胞から精子へと分化するにわたって、ダイナミックに形態の変化を遂げる。その分化の各段階でそれぞれ特異的なマイクロRNAがかかわってきていることが報告されつつある。男性不妊患者および妊孕性が確認された健常ボランティアの精液・精漿中のRNAを抽出し、マイクロRNAのプロファイリングを行う予定である。現在、preliminaryな検討として、妊孕性の確認されたボランティアおよび不妊患者の精液検体からマイクロRNAを抽出する手法の確立にむけて検証を行っている。また、以前より我々の施設では精子形成に関わる精巣特異的たんぱく質を数多く研究してきており、いくつかの新たなたんぱく質についてその局在と機能について新知見を積み重ねてきた。そのいくつかのたんぱく質をコードするマイクロRNAについて、現在検討を行っている。
Preliminaryな検討が終了しだい、マイクロRNAプロファイルと精液パラメーターや精巣組織像あるいは精子核成熟度との比較検討を行う予定としている。以上の発現プロファイルデータと実際の精液パラメータや精巣組織像の比較検討結果から、非侵襲的かつ信頼性の高いあらたな男性不妊症の新規診断法の開発を行い、リアルタイムPCR法を用いて新規診断法の有効性を確認する。
男性不妊の分野では侵襲的な検査が多く、非侵襲的な検査が待ち望まれており、今回の結果が新規診断法の開発に結び付くことができれば社会に利益をもたらすことができる可能性が大きいと考えられ、研究を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現在、おおむね順調に進展している。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、精漿中のマイクロRNA抽出方法について検討を行う。
測定方法が確立次第、臨床検体での検討を行う。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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