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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Establishment of sarcopenia index of oral region by ultrasonography for assessment of dysphagia and feeding disorders

Research Project

Project/Area Number 15K20383
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

池 真樹子  新潟大学, 医歯学系, 助教 (30568506)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords超音波検査 / 筋輝度
Outline of Annual Research Achievements

前年度に引き続き,超音波検査における口腔領域サルコペニアの指標に関する検討を行った.研究の主旨を説明し承諾を得た対象者に,高齢者女性10名(年齢72.3±5.3),若年女性10名(年齢24.1±2.2)対して、顎顔面領域の筋量(筋の幅)・筋質(筋輝度),機能(舌圧,反復唾液嚥下テスト(RSST),)の評価を行った.またいずれの対象者も身長、体重、年齢、性別を含んだ簡易栄養状態評価表,歩行速度測定、握力測定を行い,ボランティアにおいて低栄養が疑われないことが確認された.超音波において顎二腹筋前腹、オトガイ舌骨筋、オトガイ舌筋の冠状断画像を取得し,筋の幅,筋輝度の評価を行った.筋輝度の計測には,同画像内の皮下脂肪組織のエコー輝度で筋輝度を除することによりキャリブレーションし,この値を筋輝度として用いた.これらの測定値について,ボランティアの高齢者群と若年群の2群で比較を行った.筋量(筋の幅)に差は見られなかったが,筋質(輝度)は高齢者群が高い傾向が見られ,特に咬筋において加齢による差がみられた.機能について舌圧について有意差は見られなかったが,反復唾液嚥下テストの回数は高齢者群で少ない傾向がみられた.5.6回(±0.49)から,明らかな嚥下障害でないものの,若年者に比べ機能低下が疑われ,嚥下機能は加齢によって低下する可能性が示唆された.顎口腔機能に関連する筋は四肢と比較し小さくCTやMRIでの評価は困難であったが,超音波検査により,その評価が有用であることが明らかとなった.また四肢の筋と同様,顎口腔機能に関連する筋も加齢に伴い変化がみられ,顎口腔機能低下に関連していることが示唆された.

URL: 

Published: 2018-12-17  

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