2015 Fiscal Year Research-status Report
角膜移植手術を受けたレシピエントのセルフケア行動の実際と看護の役割に関する研究
Project/Area Number |
15K20718
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
金 さやか 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (50736585)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 角膜移植 / レシピエント / 眼科看護 / 患者教育 / セルフケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、角膜移植手術を受けたレシピエントが移植した眼を維持し、QOV(quality of vision)・QOLの高い生活を送ることを支援するための看護を検討する目的で実施している。 これまで、角膜移植レシピエントの実態やレシピエントの思いについて、明らかにされていなかったことから、角膜移植を受け、移植から1か月以上経過したレシピエント対して、面接調査を実施した。 移植を受けた理由、移植後の療養生活の実態、治療の継続状況などセルフケアに関する項目を含む内容で半構造化面接を行い、データを収集した。レシピエントの療養の実態を明らかにすることは、臨床における患者教育において、重要と言える。データ収集はほぼ終了し、逐語録を作成した。現在は、逐語録をもとに、質的帰納的に分析を行っている。 「成人期のレシピエント」を対象とした分析結果については、関連学会にて報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
面接調査はほぼ終了し、本年度に予定していた成人期の角膜移植レシピエントの移植前後の体験や療養の実態について明らかにすることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、前年度までに収集したデータを用いて、「老年期にある角膜移植レシピエント」を対象とし、移植前後の体験、セルフケアの実態やセルフケアの構築過程に着目して分析を行う。
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Causes of Carryover |
出張費が、予定額を下回った。また、英文アブストラクトの依頼を行わなかったため、謝金が発生しなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度に論文投稿する際の、アブストラクトの翻訳依頼・ネイティブチェック依頼時の謝金として使用する。
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Research Products
(3 results)