2017 Fiscal Year Research-status Report
中学生の主体的な食習慣を構築するための教育プログラムの検討
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15K20802
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山崎 智子 (森脇智子) 広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 助教 (20512510)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 生活習慣 / 中学生 / 実態 |
Outline of Annual Research Achievements |
中学生の食生活や意識に関する質問紙調査を実施した。「栄養バランスのとれた食事をとるために、自分の食生活の改善点がわかりますか。」の問いに「わかる」と回答した男子生徒は30.8%、女子生徒は18.1%であった。また、「一日に必要な食品の種類と大体の量を知っていますか。」の問いに「知っている」と回答した男子生徒は23.4%、女子は26.7%であった。また、必要エネルギー量を自由記述で質問した。男女別に、日本人の食事摂取基準の身体活動レベルⅠ~Ⅲまでの上限~下限までを正答とした。必要エネルギー量を正しく答えられた男子生徒は17.8%、女子生徒は5.7%だった。フィッシャーの正確確立検定の結果、必要エネルギーの正答率は、男子生徒は女子生徒より有意に高かった。必要エネルギーの正解率が高いことと関連していたのは、①男子生徒の中で、学校外で1日少なくとも3時間運動していること、②女子生徒の中で、ダイエットを経験したことがあることであった。これらの結果から、男子生徒は、運動のパフォーマンスを向上させるために、練習だけでなく食生活も大切だと認識していることが推察された。女子生徒は体重を減らす努力をした時に、エネルギー量の知識を活用したと考えられる。栄養の知識は、子どもたちの実生活で興味のあることと関連づけることで、知識が定着すると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査を行う予定だった学校が変更になり、実態(実測値)調査を行うことができなかったが、質問紙調査は実施・分析することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
実態調査(実測値)および質問紙調査を行う。食物摂取頻度調査・写真撮影法を行い食生活の調査を行う。また、食生活に関連する睡眠や運動についての実態(実測値)調査も実施する。
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Causes of Carryover |
実測値調査を実施することができなかったため、調査器具やデータ処理費用がかからなかったため。次年度使用額と平成30年度予算を合わせて実態(実測値)調査および質問紙調査を行う。食物摂取頻度調査・写真撮影法および睡眠・運動の実態(実測値)調査を行うための測定機器を購入する。得られたデータのデータ入力・処理の費用とする。また、研究成果を発表および論文投稿の費用とする予定である。
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