2017 Fiscal Year Research-status Report
光コヒーレンス断層法による非侵襲定量的3次元脳循環代謝イメージング法の確立
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15K21085
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鈴木 崇士 京都大学, 健康長寿社会の総合医療開発ユニット, 特定助教 (10572224)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 光生体計測 / 光コヒーレント断層法 / 脳循環代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、光コヒーレンス断層法を用いて生体内部の温度分布を評価することである。 今年度は、昨年度作成した波長掃引型の光コヒーレンス断層イメージング(OCT)装置と別に、当初の実験計画にあった周波数ドメイン型OCTを新たに構築した。それを用いてイメージング実験を行った。
研究計画では、実験動物を用いたイメージング実験を行う予定であったが、現在、一時的に動物実験の実施ができない状態である。そこで、厚さ約0.05㎜のフィルムを重ねた多層ファントムを作成した。またファントムの下面よりヒータで加熱することで各層に温度勾配を持たせ、各層の間に設置した熱電対により、温度を記録した。このファントムをOCTで撮像し、ファントム深さ方向の温度勾配を推定することを試みた。その結果、温度変化がOCTイメージの画質に影響することが確認された。
今後、温度とOCTイメージの関連について詳細に調べ、OCTによる脳循環代謝評価法の確立を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験室の事故により、研究の遂行が一時困難であった。したがって進捗は大幅に遅れることとなった。現在は実験を再開できるようになり、その後はおおむね順調に進んでいる。しかしながら、実験計画にあった動物実験は未だ再開できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
予定していた周波数ドメイン型のOCTを構築することができた。これと昨年度構築した波長掃引OCTも用いて、基礎実験を進めていく。現時点では作成したファントムを対象に実験を実施する。実験動物が使用可能となった時点で、生体イメージング実験を開始する予定である。
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Causes of Carryover |
研究室の事故により、一時的に研究が行えなかった。そのため、研究機関を一年延長した。そのため次年度使用額が生じた。 また、繰越金は、最終年度の成果報告に主に使用する。
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Research Products
(2 results)