2016 Fiscal Year Annual Research Report
Mechanism of tumor rebound after discontinuation of anti-VEGF treatment
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15K21205
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
石黒 俊名 (大沼俊名) 岩手大学, 農学部, 准教授 (60452695)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | VEGF / 血管新生阻害薬 / 分子標的 |
Outline of Annual Research Achievements |
RIP-Tag2マウスの繁殖に加えて、他種の腫瘍マウスモデルを作成するため,2種類のマウス乳腺腫瘍細胞株(4T1, BALB-MC)、3種の肺癌細胞株(3LL, EX3LL, INT3LL)を導入し、そのVEGFA発現量をreal-time RT-PCR法により測定した.これら計5種の腫瘍細胞株のうち、もっともVEGFA発現量が高かったのは4T1であり、以降の接種実験に使用するとととした。 4T1細胞をメスのBalb/cマウスに10^6個接種し、腫瘍径が5-10 mmになったのを確認できたものを乳腺腫瘍モデルマウスとして使用した。このマウスを4群(A群:ベースライン対照、B群:スニチニブ7日間投与、C群:スニチニブ7日間投与+7日間休薬、D群:溶媒7日間投与+7日間休薬)に分けた。1日目にA群を、7日目にB群、14日目にC群とD群を環流固定し組織学的な検証に教した。スニチニブは40 mg/kgの濃度で1日1回経口投与した。B群では有意な腫瘍血管の退縮が認められた。C群ではB群で見られた腫瘍血管の退縮はみとめられず、すなわちこれは、腫瘍血管が休薬期間の7日間の間に再成長したと解釈された。B群とC群で腫瘍転移と浸潤の様子を組織学的に検討したところ、周辺組織への浸潤はC群で有意に増加しているものの、遠隔転移の有意な変化はB群とC群の間では検出されなかった。実験に供した細胞が1種(4T1)のみであったため、他の株化細胞や腫瘍モデルでも同様の実験を行い、さらに検討をする必要がある。
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[Journal Article] Sustained inflammation after pericyte depletion induces irreversible blood-retina barrier breakdown.2017
Author(s)
Ogura S, Kurata K, Hattori Y, Takase H, Ishiguro-Oonuma T, Hwang Y, Ahn S, Park I, Ikeda W, Kusuhara S, Fukushima Y, Nara H, Sakai H, Fujiwara T, Matsushita J, Ema M, Hirashima M, Minami T, Shibuya M, Takakura N, Kim P, Miyata T, Ogura Y, Uemura A.
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Journal Title
JCI Insight.
Volume: 2
Pages: e90905
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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