2016 Fiscal Year Research-status Report
発光性および強誘電ポリマーナノ粒子による新しいフォトニック結晶の構築(国際共同研究強化)
Project/Area Number |
15KK0182
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山本 洋平 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (40589834)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | 光共振器 / ポリマー / フォトニック結晶 / 発光 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は、国際共同研究のために必要な機器類を購入し、試料作製や予備計測実験などを行った。具体的には、顕微分光のための自動XYステージとマイクロマニピュレーター、長作動レンズ、石英基板、シリコン基板などを購入した。次年度に実際に海外の研究機関(ドイツ デュイスブルグーエッセン大学、およびハイデルベルグ大学)に訪問し、共同研究をスムーズに行うための予備実験として、共役ポリマー球体試料のパターン基板上への作製や、集積構造やアレイの形成、球体1粒子からの顕微分光およびささやきの回廊(Whispering Gallery Mode)発光の確認、フェムト秒レーザー光ポンピングによるレーザー発振特性の確認、蛍光発光マッピング、π共役ポリマーマイクロ球体のマニピュレーションによる連結とWhispering Gallery Mode発光の伝搬特性に関する確認、π共役ポリマー球体への電荷注入による電界Whispering Gallery Mode発光実験を行うためのπ共役ポリマー薄膜を用いた電界発光実験などを行った。今年度はまだ実際に海外での共同研究は開始していないが、訪問予定の研究機関のうちデュイスブルグーエッセン大学を訪問して研究に関するディスカッションを行い、次年度の訪問(前半3ヶ月)に関する綿密なディスカッションなどをおこなった。また、後半3ヶ月間の訪問先であるハイデルベルグ大学の受入教授とも、メールによる議論を複数回行い、実施する研究内容や研究期間などについて打ち合わせた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2017年度のドイツDuisburg-Essen大学およびHeidelberg大学での共同研究に向けた準備を、概ね順調に進めることが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
2017年度に実際に海外の研究機関を訪問し、共同研究を進める。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Conjugated Polymer Blend Microspheres for Efficient, Long-Range Light Energy Transfer2016
Author(s)
Soh Kushida, Daniel Braam, Thang Duy Dao, Hitoshi Saito, Kosuke Shibasaki, Satoshi Ishii, Tadaaki Nagao, Akinori Saeki, Junpei Kuwabara, Takaki Kanbara, Masashi Kijima, Axel Lorke, Yohei Yamamoto
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Journal Title
ACS Nano
Volume: 10
Pages: 5543-5549
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research / Acknowledgement Compliant
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