2017 Fiscal Year Research-status Report
発光性および強誘電ポリマーナノ粒子による新しいフォトニック結晶の構築(国際共同研究強化)
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15KK0182
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山本 洋平 筑波大学, 数理物質系, 教授 (40589834)
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Project Period (FY) |
2016 – 2018
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Keywords | π共役ポリマー / デンドリマー / 光共振器 / 光刺激材料 / 光応答材料 |
Outline of Annual Research Achievements |
5-8月は、ドイツ デュイスブルグーエッセン大学物理学科のAxel Lorke教授の研究室を訪問し、我々のグループで作成した有機結晶や高分子マイクロ球体の顕微分光測定による、光共振器・レーザー共振器としての特性評価に関する研究を行った。9-12月にかけては、ドイツ ハイデルベルグ大学化学科Uwe H. F. Bunz教授の研究室を訪問し、π共役デンドリマーポーラス結晶の溶媒蒸気吸着特性と、吸着に伴う蛍光特性変化二関する研究を進めた。またその期間、ヨーロッパ各地の大学や研究機関を訪問し、のべ22回のセミナー講演と研究ディスカッションを行い、新たな共同研究について模索し、既に6件程度の共同研究を新たに進行中である。また、学会やシンポジウムにも6件参加し、研究講演とディスカッション、および研究交流を積極的に進めた。 成果として、球体共振器に関しては、赤外発光を示す共振器の形成と近赤外WGM発光に関する論文、および球体形成メカニズムに関する論文を発表した。また、自己組織化共役ポリマー球体へのフェムト秒ポンピングによるWGMレーザー発振特性の発現に関して、論文発表を行った。π共役デンドリマーの自己組織化に関しても、ポーラス結晶の形成とガスや蒸気の吸着特性、さらにそれに伴う発光特性変化についての詳細を論文発表した。また、当研究室の学生計5名を1-2ヶ月間ドイツ デュイスブルグーエッセン大学、および ハイデルベルグ大学へ派遣し、共同研究を進めた。さらに、その期間中に、イギリス ケンブリッジ大学、ドイツ ライプニッツ光学技術研究所(イエーナ)にも短期で派遣し、共同研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
計画以上に研究を進めることが出来、いくつかを論文発表することができた。また、予想外の結果がいくつかでており、それらについても論文発表を行い、いくつかは執筆準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
自己組織化マイクロ構造体の基板表面への周期配列構造の形成、発光ON/OFF制御、WGM Splittingなど、作成した共振器の特性制御、および、π共役デンドリマーポーラス結晶を用いた分子吸着やセンシングに関する研究を進める。
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Research Products
(51 results)