2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16062101
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
上田 龍三 Nagoya City University, 大学院・医学研究科, 教授 (20142169)
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Keywords | 分子創薬 / 分子標的治療 / ドラッグデリバリーシステム / 新しい物理療法 / トランスレーショナルリサーチ |
Research Abstract |
本がん特定領域研究「がん治療」総括班は、がん特定領域研究統括班と密な連携のもと21年度も計画班員47名、公募班員49名が初期の研究目的を順調に遂行できるべく全体を統括してきた。各研究代表者の計画に関しては、6月には統括班の下、がん特研究者全体会議を開催し、本年度と次年度のがん特定研究の在り方、また23年度以降の将来計画、問題点を班員全体で共有した。12月6日にはがん特将来検討会議を開催し、次々年度のがん研究の在り方および本年計画した文科省のがん特定研究5領域合同シンポジウムのがん治療折損では秋に逝去された鶴尾隆博士の追悼シンポジウムを兼ねることとし、演者等の最終決定を行った。「がん治療領域」からは松田彰、直江知樹、佐藤昇志、中山俊憲、藤田直也、曽根三郎の6名が推薦され講演し、成功裏に開催された。3月20日には本総括班会議を開催して、本年度の進捗状況の確認、2009年度の計画と方向性の再確認、2010年度文科省科学研究費募集要項に関して意見交換を行い、現在の疑問点、問題点が共有された。特に今後の運営、研究の持続性、大学等でのがん基盤研究支援の在り方が議論された。次いで、がんTRの現況と展望に関して、長期的視野に立ったTRの支援体制の必要性が挙げられた。文科省のがん研究仕組みとしてのTRが無いことに対する問題、またがん放射線生物学に対する支援体制充実の必要性も提起された。最後に研究者の利益相反(COI)に関した内外の動向が紹介された。以上、「がん治療」総括班として課題を把握し、順調に班員が研究を進め、また内外の情宣活動を予定通り行うことができた。
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Research Products
(1 results)