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2004 Fiscal Year Annual Research Report

3次元色覚シミュレータによる色覚認知の解明と色彩空間の評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16091215
Research InstitutionKwansei Gakuin University

Principal Investigator

中村 広幸  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (70351731)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 肇  東洋大学, 経済学部, 教授 (60339926)
吉野 太郎  関西学院大学, 総合政策学部, 講師 (70324837)
Keywords立体映像 / 色覚障害 / 情報アクセシビリティ / 色覚認知 / ユーザーインターフェース / 情報工学 / 都市工学
Research Abstract

本研究の目的は,色覚障害者や高齢者にとって視認性・可読性の高い色彩環境を解明するために,認知・行動特性のうち,色覚に関する正確な基礎データを収集することである.
研究は,大きく2つのパートから成り立つ.
ひとつは,実空間にできるだけ近づけた映像を再現できる立体映像システムを用い,色彩をコントロールすることのできる3D色覚シミュレータを開発することである.ふたつは,それを用いて,実際の空間を撮影した映像を実験室において再現し,被験者の協力を得て,コントロールされた複合条件で,色覚に関するデータを収集することである.
本研究では,色彩,視野角,視点位置など,様々に条件を固定したうえで視覚・色覚認知を検証する.そのため,用いる立体映像システムには,実空間にできるだけ忠実に距離と大きさを再現できることが求められることから,本年度は改めて立体映像システムの仕様を検討した.
本研究の目的に照らした映像を得るためには,1回の撮影で左右それぞれの映像を記録する必要があるが,左右のレンズの焦点・絞り・シャッター速度を連動させるには技術的困難さを伴う.さらに,左右視差,輻輳角,焦点距離から生じるパースペクティブ(遠近感),記録面の大きさ(フォーマット),絞りと被写界深度などの諸条件を検討し,本研究に最適な条件を検討したうえで仕様を絞り込むことが必要となる.
また,色覚障害や加齢による色覚の変化に関して既往研究のレビューと問題点の検討を行った.
次年度は,システムを試作し,撮影した映像をもとに色彩空間の検証を行う.

  • Research Products

    (3 results)

All 2005 2004

All Journal Article (2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 情報アクセシビリティ関連JISの概要と動向:JISX8341-1:共通指針2004

    • Author(s)
      中村広幸
    • Journal Title

      ヒューマンインターフェース学会誌 6巻4号

      Pages: 221-224

  • [Journal Article] 情報アクセシビリティ国際標準化の動向2004

    • Author(s)
      山田肇
    • Journal Title

      ヒューマンインターフェース学会誌 6巻4号

      Pages: 241-244

  • [Book] 情報アクセシビリティ2005

    • Author(s)
      山田肇編著
    • Total Pages
      256
    • Publisher
      NTT出版

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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