2006 Fiscal Year Annual Research Report
第二言語習得研究を基盤とする小,中,高、大の連携をはかる英語教育の先導的基礎研究
Project/Area Number |
16202010
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
小池 生夫 明海大学, 外国語学部, 教授 (70051266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡 秀夫 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90091389)
白畑 知彦 静岡大学, 教育学部, 教授 (50206299)
若林 茂則 中央大学, 文学部, 教授 (80291962)
椎名 紀久子 千葉大学, 言語教育センター, 教授 (40261888)
投野 由紀夫 明海大学, 外国語学部, 教授 (10211393)
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Keywords | 外国語交渉能力 / CEFR / CEFR日本版作成 / ビジネスマンの英語力 / 一貫する英語教育システム |
Research Abstract |
一貫する英語コミュニケーション能力の育成について研究をすすめ、国家の外国語教育政策を推進することがこんにち非常に必要である。したがって、それにたいする対策をたてる必要がある。このような、考えに基づき、本科研では、3年目の研究を終了したので、その成果の一端を整理しておく。 1)国家的外国語教育政策の樹立が政府で検討されるべきであるという主張は、大切である。近隣諸国で、今日の英語能力向上は著しい。日本は英語教育の効果的な政策が打ち出せないでいるという分析結果である。 2)日本、中国、韓国、台湾などの小学校、中学、高校の英語教科書の分析と比較研究をしている。対象は語彙の習得の変遷、共通語彙の調査、文応事項の出現の順序性、文化の取り扱い、学習指導要領の比較分析などである。 3)ビジネスマン7350名の英語能力、英語教育観、英語能力以外の交渉能力の必要性。グローバル時代にふさわしい交渉能力の分析 4)日本版CEFRの作成を目指し、欧州の共通評価基準にそって日本人の英語教育における英語コミュニケーション能力の評価尺度の設定をめぐって、具体的な能力測定の方法を模索する。一面だけでなく多面的な視点が必要である。 5)以上の問題について、前年度からのひきつづき、総合的な検討を重ねている。
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Research Products
(14 results)