2006 Fiscal Year Annual Research Report
長寿と生活習慣 -岐阜生活習慣調査・介入プロジェクト-
Project/Area Number |
16300220
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
森田 浩之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (90252147)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 達夫 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20108070)
宇野 嘉弘 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 講師 (70293553)
谷本 真由実 岐阜大学, 医学部, 助手 (10372517)
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Keywords | DHEA-S / 長寿 / 食事解析 / 栄養調査 / 運動調査 / アディポネクチン / 栄養解析ソフトウエア開発 / 高齢者 |
Research Abstract |
1)新たな食事解析ソフトウェア開発 株式会社システムアンサー・岐阜女子大学家政学部と共同で、デジタル食事写真から栄養素を推定するソフトウエアを開発した。今年度は、代表的な食事メニューを実際に作り、画像面積と食事重量との関連について検討するためのデータ収集を行った。 2)長寿・短命地域での食事・運動調査 昨年に引き続き、岐阜県高山市国府地区と山県市美山地区で、3日間の食事の写真撮影と調味料の撮影、および運動器記録器ライフコーダEXを用いて、両地区の食事調査と運動調査を行った。国府地区では26名、美山地区では20名がこの調査に参加した。食事調査では、美山地区で塩分摂取量が多く、エネルギー摂取量には差が無かったが、脂肪酸エイコサペンタエン酸とドコサペンタエン酸の摂取量は国府地区で高かった。運動調査では、2地区に差はみられなかった。 3)長寿・短命地域での健康診断 昨年に引き続き、岐阜県高山市国府地区と山県市美山地区で、栄養調査と簡単な体力調査を兼ねた健康診断を行った。参加者は、国府地区が76名、美山地区が50名であった。血清脂質やアルブミンの他こ75gOGTTによる耐糖能の検討、さらに長寿に関連があると考えられるdehydroepiandrosterone sulfate(DHEA-S)やアディポネクチンの血中濃度を測定した。2地区を比較すると、国府地区の方が、収縮期・拡張期血圧が低く、5m往復歩行時間が短く、アディポネクチン濃度が高かった。 4)在宅健康管理システムの有用性の検討 自動血圧計と心電計を含む在宅健康管理システムの有用性を検討するために、利用者と非利用者とで健康診断での血圧の変動を検討したところ、利用者で有意に血圧の低下が認められた。
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Research Products
(3 results)